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ウォーターポンプの交換費用・交換方法・交換しないリスクなどについて解説!

ウォーターポンプの交換費用・交換方法・交換しないリスクなどについて解説!

「ウォーターポンプの交換にはいくらくらいかかる?」

「本当に交換しないといけないの?」

上記のような疑問をお持ちではありませんか?

ウォーターポンプを交換する場合、大きな出費が発生しそうで不安ですよね。

ウォーターポンプの交換にかかる費用は、1万〜2万円程度。ウォーターポンプが壊れると水漏れやオーバーヒートを引き起こすため、適切な時期に必ず交換を実施しましょう。

当記事では、ウォーターポンプの概要や交換しないリスク、交換費用、故障する原因などについて解説。記事を読むことで、ウォーターポンプの適切な交換が行えるようになり、安心して車を使い続けられるようになるでしょう。

ウォーターポンプは冷却水を循環させるパーツ

ウォーターポンプとは、冷却水を循環させるパーツのこと。冷却水は、エンジンを正常な温度まで冷やすための水です。

エンジンはアイドリング中から走っている間まで、常時燃料を燃やし続けています。そのため、非常に熱い温度になってしまうのです。

エンジンが熱いままでいると、周囲にあるアルミや鉄が変形します。それだけでなく、車がオーバーヒートしてしまうことにもつながるでしょう。

そこで役立つのがウォーターポンプです。

ウォーターポンプがエンジンの中に冷却水を循環させることで、エンジンを冷やしてオーバーヒートなどの事態を防いでくれているのです。

エンジンの熱を吸った冷却水は、ラジエーターと呼ばれる部品によって再び冷やされます。冷やされた冷却水はウォーターポンプの働きによって再びエンジンに送り込まれます。これを繰り返すことによって、エンジンを冷やし続けているのです。

ウォーターポンプはエンジンの側面に位置しており、ファンベルトやタイミングベルトと呼ばれるベルト部品によって動作しています。

ウォーターポンプが故障すれば、エンジンを冷やすことができなくなります。そうなればエンジンが故障するだけでなく、エンジンストップやオーバーヒート、車の爆発といった重大なトラブルを引き起こす可能性もあるでしょう。

ウォーターポンプを交換しないことで起こる3つの症状

壊れたウォーターポンプを交換せずにいると、以下のような症状が現れる可能性があります。

  1. 1.水漏れする
  2. 2.オーバーヒートを引き起こす
  3. 3.ウォーターポンプから聞き慣れない音がする

1.水漏れする

ウォーターポンプが故障すると、水漏れ現象が発生しやすくなります。

特に発生しやすい水漏れとしては、以下の4つが挙げられるでしょう。

  • ・エンジンの壁に冷却水が滴り落ちている
  • ・早いペース(2〜3週間ほど)で冷却水が大きく減少する
  • ・エンジンの近くに白っぽい塊が付着している
  • ・エンジンルームの付近から甘いにおいがする

上記のような症状が見られたら、早急に交換を行うことをおすすめします。

2.オーバーヒートを引き起こす

オーバーヒートとは、エンジン自体が過度に熱くなっている状態のことです。

先ほどの通り、ウォーターポンプが故障して冷却水を循環させられなくなると、熱くなったエンジンを冷やすことができなくなりオーバーヒートします。

オーバーヒートが起こると、エンジンが正常に動作しないできなくなって異音を発生させたり、エンジンの回転が弱まったりするといった症状が現れます。

最終的にはボンネットから白い煙が上がったり、車が燃え上がって爆発したりすることもあるでしょう。

さらにオーバーヒートが発生すると、エンジン周辺のパーツやエンジン自体にも大きな損傷が及びます。

特に、エンジンは交換に多額の費用がかかりやすい部品。最低でも10万円以上、高いと100万円を超えるケースもあります。

大きな出費を生むことがないよう、日頃からウォーターポンプはしっかりと点検を行っておきましょう。

オーバーヒートが起こる前によく見られる前兆の1つとしては、水温計の異常が挙げられます。

メーターの中にある水温計がHotを意味するHを差していたら、オーバーヒートになりかけている可能性があります。すぐに車を安全なところに停車させましょう。

3.ウォーターポンプから聞き慣れない音がする

ウォーターポンプが壊れると、「ガラガラ」「ウォー」「キィキィ」といった音を発生させることがあります。

異音が発生している時点では、まだエンジンに支障をきたしていないケースがほとんど。

こうした異音が聞こえてきたら、エンジン故障などのトラブルに繋がる前に、修理や交換を実施しましょう。

ウォーターポンプの交換費用は1万〜2万円

ウォーターポンプの交換にかかる費用は、1万〜2万円程度です。

ウォーターポンプのパーツ自体は、1万円程度で購入できます。ただし整備工場やディーラーなどのプロに依頼すると、交換してもらうための工賃が別途発生することになります。

工賃は数千〜1万円程度になるケースが一般的です。なお、車の種類によっても交換費用は異なります。

詳しい費用が知りたい方は、整備工場やディーラーに見積もりをもらってみましょう。

上記の通り、ウォーターポンプの交換にかかる費用は決して安くありません。しかしウォーターポンプの故障を放置して走らせていると、エンジンやその他パーツの故障によってさらなる費用がかかる可能性もあります。

故障がウォーターポンプだけで済むよう、しっかりと交換を行っておきましょう。

ウォーターポンプ交換のDIYは初心者向きではない

上記では、ウォーターポンプの交換費用について解説しました。かかる費用を見て、「少しでも安く行うために自分で交換を実施したい」と思った方も多いのではないでしょうか。

しかし結論から言うと、素人の方が自分でウォーターポンプを交換するのは危険です。簡単に行える作業ではなく、さらなる故障を防ぐためにも整備工場やディーラーといったプロの力を借りるのがおすすめです。

ただし車についての知識をある程度持った方であれば、ウォーターポンプを自分で交換できる可能性もあります。

以下からは、ウォーターポンプを自分で交換する大まかな手順について解説します。ウォーターポンプを交換したい方は、以下を参考に自身の責任で実施してみてください。

  1. 1.ラジエーターの下部に設置されたドレンボルトを取り外す
  2. 2.冷却水を抜く
  3. 3.ラジエーターを取り外す
  4. 4.タイミングベルトを取り外す
  5. 5.ウォーターポンプを新品のものに取り替える
  6. 6.上記の手順を逆に行って元の状態に戻す
  7. 7.冷却水を足す

ラジエーターを取り外す際は、ラジエーターフィンにダメージを与えないよう慎重に行いましょう。

また、タイミングベルトの閉めすぎにも注意が必要です。タイミングベルトを過度に強く張ると、ウォーターポンプが早く壊れやすくなってしまいます。最初は緩めに閉めて、その後に少しずつ調整を行うのがベストです。

冷却水を補充するときには、必ずしっかりとエアを抜きましょう。エアが完全に抜けていないと、交換を実施した直後に水漏れを再び発生させる可能性があります。

ウォーターポンプの交換を依頼できる2つの場所

ウォーターポンプの交換はプロに任せるのが安心です。ウォーターポンプの交換を依頼できる先としては、主に以下の2つが挙げられるでしょう。

  1. 1.ディーラー
  2. 2.整備工場

とはいえ選択肢だけを提示されると、どちらに依頼したらいいか迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。

そこで以下では、それぞれの特徴やメリット・デメリットについて解説していきます。それぞれ一長一短であるため、どの業者が自分に合っているかをじっくりと比較検討してみましょう。

1.ディーラー

ディーラーのメリット1つ目は、無料で修理を受けられる可能性がある点。メーカー保証の対象となっている期間であれば、高額な費用を払うことなく無料で修理を実施できます。

2つ目は、安心感が高い点。メーカーの看板を背負っている業者であり、実績も豊富なケースが多いため、安心して修理を任せられます。1つのメーカーの車について熟知しているからこそ、より確実性の高い修理が受けられるでしょう。

さらにディーラーでは、修理に純正パーツを使用してもらえます。中古部品を使用しないため、万が一の故障のリスクも少なく、安心して車を使い続けられます。

デメリットは費用が高くなりやすい点です。純正パーツを使用してもらえるのは、メリットでもありますがデメリットでもあります。純正パーツは社外パーツに比べると、費用が高くなりやすい傾向にあるためです。

社外パーツはやや信頼度にかけるものの、純正パーツよりも安く使用できます。

さらにディーラーは、外部の工場に修理を委託するケースも少なくありません。外部に委託するとなると、仲介手数料もプラスされることになってしまいます。

余分な費用が追加されて出費が増えると考えると、費用面ではあまり得できないと言えるでしょう。

2.整備工場

整備工場のメリットは、ディーラーよりも安く済ませやすい点です。工場内で修理を実施できるため、仲介手数料のような余分なコストがかかりません。

さらに整備工場では、ディーラーとは異なり社外パーツも使用できます。とことんコストパフォーマンスにこだわってくれる工場もあるため、安く済ませたい方にはうってつけだと言えるでしょう。

さらに整備工場は、ディーラーのように特定のメーカーだけでなくさまざまなメーカーの車に対応できます。そのため「車を修理したいが、近くに対応できるディーラーがない」というケースでも安心して依頼可能です。

気をつけるべきなのは、技術力に差が出やすい点。ディーラーのようにメーカーと契約しているわけではないため、中には悪質な業者や技術力が足りていない業者があるのも事実です。

修理を依頼した結果、後悔することがないよう、業者の質についてはしっかりとチェックを行っておく必要があります。

近年は整備工場に関する口コミもネットで見られるケースが多いため、事前に入念な調査を行っておきましょう。

ウォーターポンプが故障する3つの原因

上記ではウォーターポンプが壊れた際の修理の依頼場所について解説しましたが、ではそもそもなぜウォーターポンプは壊れてしまうのでしょうか。

ウォーターポンプが壊れる主な原因は、以下の通りです。

  1. 1.10年が経過したため
  2. 2.走行距離が10万kmを超えたため
  3. 3.シャフトベアリングが壊れたため

1.10年が経過したため

ウォーターポンプの交換時期は一般的に、「10年が経過したら」が目安であるとされています。ウォーターポンプの寿命は、およそ10年とされているためです。

ただしこうした目安を鵜呑みにするのは危険。というのも、車に乗るペースや普段走ることの多い道路の環境などによっても寿命は変わってくるためです。

上記の交換時期はあくまでも目安とし、定期的な点検を欠かさないようにしましょう。少しでも異常を感じたら、交換時期が来ていなくても早めに交換するのがおすすめです。

2.走行距離が10万kmを超えたため

走行距離が10万kmを超えると、ウォーターポンプが壊れやすくなります。10万kmを超えたら、ウォーターポンプの交換を検討しましょう。

ちなみに10万kmという数字は、厳密にはウォーターポンプ自体の寿命ではなくタイミングベルトの寿命です。タイミングベルトはゴムでできたエンジンパーツであり、ウォーターベルトと密接な関係を持っています。

タイミングベルトが壊れるとウォーターポンプも一緒に故障する可能性が高いため、タイミングベルトを交換する時期にウォーターポンプも交換しておくことが多いのです。

3.シャフトベアリングが壊れたため

シャフトベアリングが壊れることによっても、ウォーターポンプは故障します。

シャフトベアリングとは、ウォーターポンプの回転をサポートしているパーツのことです。このシャフトベアリングが壊れると、ウォーターポンプがスムーズに回転しなくなるため、劣化しやすくなってしまうのです。

まとめ

最後に内容をおさらいします。

ウォーターポンプとは、冷却水を循環させるパーツのことです。ウォーターポンプが壊れるとオーバーヒートを引き起こす可能性もあるため、寿命が来たら早急に交換を実施しましょう。

カーテンダーは新品部品での修理はもちろん、事故車・廃車買取実績No.1の株式会社TAU(タウ)との連携によりウォーターポンプの修理や交換でも独自ルートで仕入れた中古部品を使って早く安価に修理できます。

ウォーターポンプなどの修理が必要になった際は、ぜひお問い合わせください。

カーテンダーでは創業25年以上の経験を活かして、お客様に最適な修理を提案いたします。
電話・フォームからお気軽にお問い合わせください。

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