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【車の警告灯一覧】あのマークやランプの意味は?緊急性別に解説!

【車の警告灯一覧】あのマークやランプの意味は?緊急性別に解説!

車のメーターパネルに表示される「警告灯」の種類は多く、数十種類が存在します。

「教習所で習ったきりで、警告灯の意味がわからず不安」
「急に点灯していしまい、どうしたらよいかわからない」

など、お困りの方もいらっしゃるのではないでしょうか?

警告灯は車の状態を知らせるものですので、正しく理解し適切な対処を行わないと、より深刻なトラブルに発展してしまう恐れもあります。

そこで当記事では、

    • ・車の警告灯の一覧

    • ・警告灯の色

    • ・警告灯の意味や考え方(緊急性別)

 

等について解説します。

車の警告灯の意味を知りたい方、理解を深めたい方は、ぜひご参考ください。

車の警告灯の一覧(27種類)

車の警告灯にはたくさんの種類があります。

まずは代表的な警告灯27種類を、以下の一覧表に列挙します。

項番警告灯の名称警告灯の色
1ABS&ブレーキアシスト警告灯
2エンジン警告灯
3燃料残量警告灯
4スリップ表示灯
5パワーステアリング警告灯黄、赤
6電子制御ブレーキ警告灯
7PCS警告灯
8PKSB OFF 表示灯
9ブレーキオーバーライドシステム警告灯/ドライブスタートコントロール警告灯
10油量警告灯
11LEDヘッドランプ警告灯
12ヘッドランプオートレべリング警告灯
13タイヤ空気圧警告灯
14排出ガス浄化装置警告灯
15フューエルフィルター/燃料・水分離器水位警告灯
16AdBlue残量警告灯
17SRSエアバッグ/プリテンショナー警告灯
18シートベルト非装着警告灯
19半ドア警告灯
20ブレーキ警告灯黄、赤
21油圧警告灯
22充電警告灯
23ハイブリッドシステム異常警告灯
24セキュリティ表示灯
25水温警告灯赤、青
26マスターウォーニングランプ
27パーキングブレーキ表示灯

上記は代表的な警告灯の一覧であり、これだけではありません。

他にも、「VDC(横滑りコントロール)警告灯」「LDW(車線逸脱警報)警告灯」「エマージェンシーブレーキ/踏み間違い衝突防止アシスト警告灯」など、まだまだ警告灯は存在します。

警告灯の意味や重要性


警告灯とは何のために用意された機能なのでしょう。

ここでは警告灯のもつ意味や重要性について解説します。

警告灯とは

警告灯とは、運転席のメーターパネル内に装着されたランプです。「チェックランプ」などと呼ばれることもあります。

車に何らかの故障や不具合が生じた時、もしくはドライバーが不適切な操作をした時などに点灯し、警告を促すためのランプです。

一部のランプを除き、通常は点灯していない状態が正常です。

色の意味

警告灯は国際規格(ISO)によって色やマークが指定されており、「赤」「黄」「緑」の3色で色分けされています。色は以下のような意味を持ちます。

色の意味
「危険」な状態。大きな異常が生じている、もしくは走行してはいけない状態を警告するもの。点灯している場合は、すみやかに走行を止め、点検や整備をする必要があり。

※ただし「シートベルト警告灯(赤)」や「半ドア警告灯(赤)」のように、日常的で原因がはっきりしているタイプは、原因を解消させランプが消灯すれば、そのまま走行して問題ない場合もあり。
「注意」が必要な状態。赤色ほど重大性は高くないものの、何らかの異常が発生していることが疑われるため、警告灯の種類によっては点検や整備が必要。
「正常」な状態。走行して問題なし。

メーカーや車種により内容が異なることも

警告灯の色や形(マーク)は、国際規格(ISO)により統一化が図られており、メーカーや車種が変わっても多くのものは同様です。

ただし、そのメーカーやその車種独自のシステムに対しての警告灯の場合、オリジナルな表示となっていることがあります。

独特な機能を持つ車両で、普段見慣れないような警告灯や警告表示がある場合は、取扱説明書を確認しましょう。

【緊急性低】日常的に点灯する警告灯

日常的に点灯しやすい警告灯をピックアップし、意味を解説します。

ここで紹介する警告灯は「シートベルトを装着していない」「燃料が残り少ない」など、日常的なミスを警告するものですので、点灯した場合は適切な対応をとるようにしましょう。

シートベルト非装着警告灯

運転席および助手席に座った人がシートベルトを締めていないと点灯します(2020年9月以降に発売された新車では、後部座席に座った人が締めていない状態でも点灯)。

そのまま走行をすると(約15km/h以上で走行を始めると)、ブザーによる*警告も行われます(約90秒程度)。

消灯させるにはシートベルトを「カチッ」と鳴るまでしっかりと締めます。重い荷物をシートに載せておくと重量センサーにより誤動作することもありますので、その場合は荷物をシートの上から降ろします。

燃料残量警告灯

燃料の残量が少なくなると点灯します。

消灯させるには、ガソリンスタンドで燃料を補充する必要があります。どの程度まで燃料が減ったら点灯するかは車種によって異なるため、取扱説明書をご確認ください。

なお坂道やカーブなどでは、燃料タンク内でガソリンが傾くため、早く点灯することがあります。

半ドア警告灯

運転席、助手席、後部座席、バックドアのいずれかのドアが完全に閉まっておらず「半ドア」状態である際に点灯します。

消灯させるには、ドアをしっかりと閉め直します。

スリップ表示灯

タイヤがスリップし、以下のような「ブレーキ制御装置」が作動している際に点灯します。

  • ・TRC(トラクションコントロールシステム)
  • ・VSC(車両安定制御システム)
  • ・ABS(アンチロックブレーキシステム)
  • ・ヒルスタートアシストコントロールシステム(坂道発進サポート)

など

スリップする路面を抜け、ブレーキ制御装置が止まれば消灯します。

乾燥している路面や停止中にも点灯し続けている場合は、回路やシステムに異常が生じている可能性があります。

セキュリティ表示灯

イモビライザー(盗難防止装置)が作動している際に点灯します。

登録された電子キーでエンジンを作動させればイモビライザーが解除され、警告灯も消灯します。

エンジン停止中に点灯しているのは正常です。一方、エンジンを作動後も消灯しない場合は、イモビライザーのシステム周りにトラブルが発生している可能性があります。

【緊急性中】点検が必要な警告灯

やや注意すべき警告灯をピックアップし、意味を解説します。

ここで紹介する警告灯は、すぐに走行不能になったり、致命的なトラブルに発展する可能性は低いものの、放置すると後々大きな問題に繋がることがあります。

点灯した場合は、そのままにせず、後日プロの業者に点検してもらうのが望ましいです。

ABS&ブレーキアシスト警告灯

ABSをはじめとしたブレーキアシスト機能に異常がある場合に点灯します。

ABSとは「アンチロックブレーキシステム」を指し、急ブレーキを掛けた際にタイヤがロックするのを防ぐシステムです。

ABSに異常がありABSが作動しない場合でも、ブレーキ自体は掛けられますが、タイヤのロックが起きやすくなります。

タイヤがロックするとブレーキ時の操作が不安定になりやすく、スリップもしやすくなるため、急ブレーキを掛けた際などに事故を起こす可能性が高まります。

ブレーキ警告灯(黄)

電子制御ブレーキシステムに何らかの問題が発生していることを知らせる警告灯です。

即座にブレーキが効かなくなるわけではないものの、放置するとブレーキのトラブルが深刻化したり、後述する「ブレーキ警告灯(赤)」の状態に移行することもありますので、早めの点検が求められます。

エンジン警告灯

エンジンやトランスミッション周辺に異常が生じていると点灯します。

しばらく走行できる場合もありますが(状態によっては走行が危険となる場合もあり)、エンジンを痛める原因ともなりかねませんので、早めの点検が求められます。

フューエルフィルター警告灯

フューエルフィルター(燃料の中の不純物をろ過する装置)内に水分が混入した場合に点灯します。

噴射ポンプ(エンジンに燃料を送る装置)が故障する恐れがあるため、極力走行は控え、早めに点検をしてもらいましょう。なおディーゼル車のみの警告灯であり、ガソリン車には搭載されていません。

フューエルフィルター警告灯

フューエルフィルター(燃料の中の不純物をろ過する装置)内に水分が混入した場合に点灯します。

噴射ポンプ(エンジンに燃料を送る装置)が故障する恐れがあるため、極力走行は控え、早めに点検をしてもらいましょう。なおディーゼル車のみの警告灯であり、ガソリン車には搭載されていません。

【緊急性高】クルマを停止すべき警告灯

緊急性や重大度の高い警告灯をピックアップし、意味を解説します。

ここで紹介する警告灯が点灯した状態で走行を続けると、致命的な事故やトラブルの原因となることがあります。点灯した場合は安全を確認の上、すぐに車を停止してください。

必要に応じてJAFやロードサービスなどを呼び、修理工場に運んでもらうことも考える必要があります。

ブレーキ警告灯(赤)

ブレーキフルード(ブレーキオイル)の不足や、ブレーキ系統に異常が発生している際に点灯します。

前述した「ブレーキ警告灯(黄)」よりも深刻な状態であり、走行中にブレーキが効かなくなる恐れもありますので危険ですので点検や修理が求められます。

なお、このブレーキ警告灯(赤)はパーキングブレーキを掛けた状態でも点灯します。パーキングブレーキを解除して消灯するのであれば問題はありませんが、パーキングブレーキを解除しても常時点灯している場合は、ブレーキで異常が発生しています。

SRSエアバッグ/プリテンショナー警告灯

エアバッグやシートベルトのプリテンショナー(ブレーキが強くかかった際に乗員を固定する装置)に異常があると点灯します。

点灯しても走行自体は可能ですが、この状態で万が一事故などに合ってしまうと、本来は衝撃が加わった際に作動するエアバックやプリテンショナーが作動しない恐れがあります。また誤作動で作動する恐れもありますので危険です。

走行は極力避け、修理工場などに運んで点検、修理してもらうことが大切です。

充電警告灯

バッテリーへの充電系統(オルタネーター、ベルトなど)に異常があると点灯します。

またバッテリーが上がっていたり、バッテリーそのものに異常があっても点灯することがあり、バッテリーへの充電が行えなくなっている状態が疑われます。

バッテリーへの充電が行えない状態で車を動かしてしまうと、バッテリーに残ってる電力のみを使い各部の電力パーツを動かす形となります。

いずれ残った電力は尽きますので、エンジンを作動させられなくなったり、ブレーキ、電動パワステ、ワイパー、方向指示器などが効かなくなる恐れもあり危険を伴います。

油圧警告灯

エンジン内部を潤滑しているオイルの圧力が低下している場合に点灯します。

そのまま走行するとエンジンが焼き付く恐れがあるため、原因の解明とエンジンオイルの補充などが必要になります。

また、エンジンオイルの漏れが発生している場合に点灯することもありますので、その場合は漏れている部分を修復しないと、再び同様の問題が発生してしまいます。

排気温警告灯

エキゾーストパイプ(マフラー)など触媒装置(排気をきれいに浄化する装置)の温度が異常な高温となった際に点灯します。

出火につながる可能性もありますので、引火しない場所へ停車し、ロードサービスなどに救援を求めましょう。

なお、90年代後半以前の車に装着されている警告灯であり、それ以降の車では、排気温上昇を防ぐ制御装備が一般的になったことで、排気温警告灯の装備義務はなくなりました。

水温警告灯(赤)

エンジンの冷却水(クーラント)の温度が上がり過ぎた場合に点灯する警告灯です。

水温警告灯が赤を示すと、エンジンも高温状態であり、オーバーヒートしている可能性が疑われます。

オーバーヒート状態での走行はエンジンに致命的なダメージを与え、エンジンの載せ替えが必要になることもありますので、走行の継続は避けるべきでしょう。

安全な場所に車を止め、ロードサービスなどに連絡をするのが賢明です。

AT警告灯

AT(オートマチックトランスミッション)フルードの温度が高温になると点灯します。

ATフルードが高温になると、シフト時のショックが大きくなったり、場合によってはオーバーヒートに繋がる可能性がありますので、こちらも点灯した場合は、走行は停止することをおすすめします。

ハイブリッドシステム警告灯

ハイブリッド車や電気自動車に搭載される警告灯であり、ハイブリッドシステムに異常が生じている場合に点灯します。

モーター駆動用のバッテリーに異常が生じているケースが目立ちますが、ハイブリッドシステムは複雑であり、それ以外にもさまざまな原因が考えられます。

致命的な問題や事故に繋がる問題が潜んでいることもありますので、走行は止め、ディーラーなどハイブリッドシステムに精通した業者に点検してもらう必要があります。

マスターウォーニング

マスターウォーニングは車の各システムで異常が発生した際に点灯します。

他の警告灯と同時に点灯したり、警告の重要度によってはブザーが鳴ることもあります。

マスターウォーニングが点灯した場合、緊急度の高い異常が発生してることを意味しますので、すみやかに車を止め、ロードサービスなどに救援を求めましょう。

警告灯のトラブル

警告灯は、内部の電球(ランプ)が切れたりしていると正しく点灯しないことがあります。

警告灯そのものにトラブルが生じていると、警告が認識できないため、車の抱える問題を見過ごすことになりかねません。

ここでは警告灯のトラブルについて、正常、異常の見分け方などを交え解説します。

エンジン始動時の全点灯は正常

エンジン始動時には、通常メーターパネル内の警告灯や表示灯が一度すべて点灯し、すぐに消灯します。また、速度計やタコメーターの針がMAXまで振り切れるギミック動作が発生する車種もあります。

こうした動作は、各警告灯の点灯確認をするためのものであり、すぐに消灯するのであれば問題ありません。

反対にエンジン始動時に点灯しない警告灯は、電球切れが起きている可能性が疑われますので、エンジン始動時に点灯していない警告灯がないかをよくチェックしておきましょう。

点灯しない、点滅するのは異常

本来点灯しなければならない状況で「点灯しない」もしくは「点滅」するような場合は、警告灯の電球や配線に異常が発生している可能性があります。

たとえば走行中にシートベルトを締めていないと、本来は「シートベルト非装着警告灯」が点灯しますが、電球が切れているとずっと消灯したままです。

普段シートベルトを締めず警告灯を点灯させたまま走行を続けてきた方は、電球の寿命も早く訪れるため、こうした電球切れが起きやすくなります。

また、「エンジン警告灯」などは、点いたり消えたりして点滅することがあります。こうしたトラブルは間の配線が原因で生じることがあります。

警告灯が点灯したままだと車検に通らない場合あり

平成29年2月からは車検の基準が厳格化され、以下4つの警告灯においては、点灯したままの状態であると、車検を受け付けてもらえなくなりました。

  • ・前方および後方のエアバッグ(エアバッグ警告灯)
  • ・ブレーキ(ブレーキ警告灯)
  • ・ABS(ABS警告灯)
  • ・原動機(エンジン警告灯)

これらの警告灯が点灯状態の場合、車検を通す前に、原因となっているトラブルを解消させる必要があります。

警告灯が点灯し故障を抱えた車はカーテンダーに!

『カーテンダー』は、損害車買取実績ナンバーワンの株式会社タウが手掛ける修理買取サービスです。

長年損害車を専門に扱ってきたノウハウを基に、最適な修理方法を提案し、熟練のスタッフの手による確実な修理を行わせていただきます。

今回紹介したような警告灯に関するトラブルにおいても、原因の特定、点検、修理などを承っております。

またカーテンダーでは、修理だけでなく「損害車の買取サービス」も行っています。

赤色の警告灯が点灯し、エンジンやハイブリッドシステムに大きな異常を抱えており、多額な修理費が掛かる車両であっても、「買取」として引き取ることが可能です。

カーテンダーでは損害車を再利用できる体制をもっているため、こうしたお客様側にとってお得なサービスのご提案が可能です。

まとめ

以上、車の警告灯について解説しました。

警告灯は、車の異常やトラブルを警告するものであり、愛車からの声なきメッセージでもあります。

愛車を長持ちさせるためにも、安全にドライブをするためにも、警告灯の持つ意味をよく理解し、点灯した場合には適切な対応をとることが大切です。

特に「赤色」の警告灯は日常的に点灯するものではなく、点灯した場合には内部で大きな問題が生じており、危険な状態である可能性も高いです。

安易に考えず、走行を控え、修理業者やロードサービス、ディーラーなどに相談するようにしましょう。

私たち『カーテンダー』では、車の警告灯のトラブルに関するご相談も承っております。

簡単なお悩みから費用に関してのお悩みまで幅広く受け付けておりますので、不安点や疑問点などがある方は、ぜひお気軽にお問い合わせ下さい。

カーテンダーでは創業25年以上の経験を活かして、お客様に最適な修理を提案いたします。
電話・フォームからお気軽にお問い合わせください。

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