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【費用一覧】雹(ひょう)害車を修理すべきかどうか一瞬で判断する方法

【費用一覧】雹(ひょう)害車を修理すべきかどうか一瞬で判断する方法

近年の異常気象により、急に雹(ひょう)や霰(あられ)が降ってきて、車に傷ついてしまうこともあるでしょう。その被害は、ボンネットやトランクだけでなく、ルーフや窓ガラスにも影響を及ぼすことがあります。

特に、ルーフやガラスの修理はコストが高くなることが多く、大量の深い凹みがある場合、部品交換が必要となることもあります。さらに、フロントガラスは近年、衝突被害軽減ブレーキの技術導入に伴い、特定のガラスと調整が必要となり、修理費用が増大する場合があります。

もし、修理方法としてピラーの切断や交換作業を行うと、修復歴があるとみなされ、売却時に買取価格が低くなるリスクが生じます。そのようなことを考えると、修理をするべきかどうか迷う方もいるでしょう。今回は、雹(ひょう)害車を修理するべきかどうかを一瞬で判断する方法について詳しくご紹介します。

雹(ひょう)害車を修理すべきかは費用によって<変わる

結論、修理するか、新しいものに乗り換えるかの判断は、修理費用によって決まります。また、見た目のダメージに対して気にしない場合、修理をしないという選択肢もあります。ここでは、ひょう害車になった際の3つのパターンについてご紹介します。

軽度な傷・凹みだけなら修理して乗り続ける

軽度なダメージの場合、修理費用は比較的安くなる可能性が高く、予算内での修理が可能であれば、そのまま現在の車を乗り続けることがオススメです。

特に、15万円を超えるような修理の場合、車両保険の利用も一つの選択肢として考えられます。しかし、ルーフなどの主要部分に大きな損傷がある場合は、修復歴が残ることに注意が必要です。この点については、後述で詳しく触れていきます。

修理費用が高額なら乗り換える

雹(ひょう)によるダメージが大きい場合、修理費用が相当高くなる可能性があります。そのような場合は、現在の車を修理することにかかる総コストと、新しい車への乗り換えにかかる総コストを比較検討することが重要です。

たとえば、ある車の修理費用見積もりが50万円だったとして、同時に、現在の市場における買取価格を調査し、30万円という見積もりが出たとしたら、その差額は20万円となります。この20万円を修理費用として考えれば、修理をする意味があるかもしれません。

しかし、修理後の価値下落や修復歴が残ること、また修理に伴う時間的なロスなども考慮に入れると、新しい車に乗り換える方が有利になる可能性が高まります。

さらに、新車や中古車購入を検討する際、最新安全技術や燃費性能向上、保証サービスなども魅力的な要因となります。このような要因も合わせて考慮することで、長期的視点からみて新しい車に乗り換えることが経済的であると判断される場合もあります。将来の車の価値、乗り換えることのメリットやデメリットを総合的に評価し、最も合理的な選択をすることが求められます。

見た目を気にしないなら修理せずに乗り続ける

車の機能に問題がなく、外見の凹みや傷が気にならないのであれば、修理をせずにそのまま乗り続ける選択もあります。車検の際、軽度な凹みや傷は問題とされません。

ただし、放置された傷から錆びが発生するなどの劣化リスクも考えられるため、定期的な点検やメンテナンスは欠かせません。安全運転を継続するためにも、ダメージの状況をしっかりと把握し、適切な判断を下すことが大切です。

雹(ひょう)害車の修理方法は3通り

ここでは、雹(ひょう)で傷ついた車の3つの修理方法と費用、修理作業日数、それぞれのメリットデメリットについて詳しく解説します。

修理方法費用作業日数
デントリペア1か所1万円~1日〜5日程度
パーツ交換2万円~1日〜2週間
板金塗装修理3万円~1日〜2週間

それでは、それぞれを詳しく解説します。

デントリペア:1か所1万円~

デントリペアは、車の凹みや損傷を直す際に、塗装やパーツ交換をせずに、凹んだ部分を専門技術で修理する方法です。最大のメリットは、元々の塗装や部品を維持しながら修復ができるため、車の価値低下を最小限に抑えることができます。

費用は、損傷範囲や状態によって異なりますが、一般的には約1万円からとなります。また、修理にかかる時間は、凹みの程度や数によりますが、1日から5日程度とされており、損傷が少ない場合は、数時間で終わることも珍しくありません。

しかし、デントリペアにはデメリットもあります。たとえば、広範囲にわたる損傷がある場合や多数の凹みがある車では、修理費用が高額になるリスクが高まります。これは、デントリペアの費用が一つの凹みごとに設定されているためです。

雹(ひょう)による大きな被害を受けた車両の場合、デントリペアだけでは修理費用が10万円以上になることもあります。さらに、デントリペアは高度技術を要する作業であり、仕上がりの品質が業者に大きく依存するため、選択する業者をしっかりと確認することが必要です。

特に、内装取り外しを伴う屋根や電気配線が組み込まれているドアなどの修理といった複雑な修理は、修理に時間がかかるため、事前の十分な確認と打ち合わせが不可欠です。

パーツ交換:2万円~

車の凹みや損傷が骨格部分を除いた場所に集中している場合、修理としてパーツ交換を選択することもあります。

パーツ交換は、ドアやボンネットといったボルトで取り外し可能な部分の損傷に効果的です。交換にかかる費用は、おおよそ2万円からとなり、具体的な価格はパーツの種類や状態、塗装の要否によります。また、交換作業には1週間から長くても2週間の期間が必要です。

この方法のメリットは、修理総額を比較的抑えることができる点にあります。デントリペアでは、修理箇所ごとに費用がかかり、大きな損傷や広範囲のダメージの場合は費用が高額になりがちです。

しかし、パーツ交換を選択すると、一つの部品を新しくするだけなので、費用が抑制されることが期待できます。同じ色の中古パーツをネットや解体業者から調達して、専門工場で交換することで、さらに費用を節約することが可能です。ただし、中古の同色パーツでも太陽の日焼けなどで色の変化がある場合、塗り直しが必要となることもあるので、その際の追加費用を考慮する必要があります。

一方、デメリットとしては、すべての損傷箇所に対応できない点が考えられます。特に、車の骨格部分やボルトで外れない固定部にダメージがある場合、単純なパーツ交換では修復が難しいです。雹(ひょう)による被害が最も発生しやすいルーフパネルは、車の骨格部分に該当するため、基本的に交換することはできません。

板金塗装修理:3万円~

板金塗装修理は、車の損傷部分を整え、その上から塗装を施すことで、車を元の美しい状態に戻す修理方法です。この修理方法ににかかる費用は大体3万円からが目安となり、完成までには約1週間から2週間の期間を要します。

最大のメリットは、適用範囲の広さにあります。広範囲にわたる傷や凹み、さらには車体の歪みまで、きれいに修復することができます。特に、雹(ひょう)のように多くの部分にダメージを受けた車には、この板金塗装が効果的です。全体的なダメージを一度に修復できるので、相性が抜群と言えるでしょう。

しかし、いくつか注意点もあります。一つは、修理後の車の価値の低下です。特に、ルーフやフレームなどの骨格部分の修理が必要な場合、その車は事故車とみなされ、「修復歴あり」というラベルがついてしまいます。これにより、車の安全性への懸念やメーカー保証の失効、さらには売却時の価値低下などのリスクが伴います。

さらに、板金塗装のクオリティーは施工する職人の技量に強く影響されるため、デントリペアと同様にどの業者に依頼するかが非常に重要です。板金塗装修理は高度な技術力が求められるため、業者を選ぶ際は、あまりにも安価な提案を行う業者よりも、信頼性や評価が高い業者を選択することが賢明です。品質にこだわりたい場合、正規ディーラー経由での依頼も検討すると良いでしょう。

傷・凹みの修理費用を安くするコツ

傷や凹みによっては、高額な修理費用が必要な場合もあります。ここでは、傷や凹みの修理費用を安くするコツを3つご紹介します。

複数業者で見積もりを取る 

車の修理業者は、その数だけさまざまな価格設定やサービス内容があります。業者ごとの工賃の設定方法、使用する材料やパーツ、技術力などの違いから、見積もり額は異なることが多いです。

たとえば、都心部の修理工場では家賃や人件費が高くなるため、修理費用が高くなることが考えられますが、郊外の工場ではその逆で安くなることも。また、大手チェーン店と個人経営の修理工場では、集客力やブランド力の違いから価格帯が異なります。このように、複数業者から見積もりを取得して比較することで、最もコストパフォーマンスの良い業者を選ぶことが可能になります。

社外パーツを使う

車の修理において、パーツ交換が必要になることは珍しくありません。この際、使用するパーツとして「純正パーツ」と「社外パーツ」という選択肢があります。

純正パーツは、メーカーが指定または提供する部品で、品質や適合性には信頼性がありますが、価格が高めです。一方、社外パーツは、第三者メーカーが製造する部品で、純正パーツと同等の性能を持ちながら価格が抑えられていることが多いです。修理費用を抑えるためには、この社外パーツの利用を検討すると良いでしょう。

必要最低限の修理にする

車の修理には、機能回復を目的としたものと、見た目を綺麗にするためのものとがあります。安全面や車検基準を満たすための最低限の修理に絞ることで、修理費用を大きく抑えることができます。

特に、傷や凹みが多数ある場合や古い車の場合は、見た目にこだわらずに必要最低限の修理に絞ることで、修理全体の費用を大幅に抑えることが可能です。

雹(ひょう)害車は車両保険が使える

雹(ひょう)害車には車両保険が使えます。ここでは、雹(ひょう)害車で車両保険を使う際のポイントについて紹介します。

修理せず保険金だけ受け取ることもできる

被害を受けた際、修理せずに保険金だけを受け取ることもできます。多くの人が修理に保険金を使わなければならないと考えるかもしれませんが、そのような規則はありません。

もし修理をせずに保険金だけを受け取りたいなら、保険会社に保険金のみを受け取る旨を伝え工場ではなく、保険会社から見積もりを取る必要があります。予想以上に修理費用が高かった場合、保険会社に連絡し、現金での保険金受取を選ぶこともできます。ただし、保険会社によって手続きの違いがあるため、具体的な手続きは保険会社に確認するといいでしょう。

保険を使うと翌年から保険料が増えてしまう

車両保険を使うと等級が下がり、翌年から保険料が増えます。保険金をすぐに使うと一時的にはお金が手に入りますが、長い目で見ると損することがあります。

たとえば、現在の等級が6等級で、保険料が3万円の場合、保険を使用すると、翌年の保険料は*3.3万円〜3.5万円になることもあります。しかし、保険を使用しない場合は等級が上がり、翌年の保険料は*2.5万円程度になることもあります。

*保険料は保険会社によって異なります。

高く売りたいなら事故車・廃車買取業者

被害を受けた車を高く売りたいなら、事故車や廃車買取業者を利用するのも一つの手です。事故車・廃車買取業者を利用すると、他の業者が断るような車でも高価買取が期待できます。中古車買取業者は再販を目的としているため、販売困難な車は買取価格が低くなります。

しかし、事故車や廃車買取業者は部品再販などで利益を得ているので、状態が悪い車でも高く買取してくれる可能性があります。さらに、手続きが非常に簡単で、処分費用も業者が負担してくれることが多いです。ただし、業者によってサービスが異なるので、依頼前にHP等で確認しましょう。

雹(ひょう)害車の修理・査定に関する注意点

ここでは、雹(ひょう)害車の修理・査定に関する注意点をいくつかご紹介します。修理や査定を依頼する場合は、必ず事前にチェックしましょう。

ルーフを修理すると「修復歴あり」になってしまう

雹(ひょう)害による車の凹みは、ボンネットやトランク、ドアでは修理可能であるが、最も問題となるのはルーフの部分です。

ルーフを外して修理すると「修復歴あり」とみなされ、車の査定額が大幅に下がるリスクがあります。デントリペアや鈑金することも考えられますが、デントリペアはいずれ傷が浮き上がり、板金は高額な工賃がかかる可能性があります。

DIYで修理できるのは目立たない傷だけ

傷の深さや大きさによっては、DIYで簡単に修理可能な場合があります。

たとえば、傷が水をかけた際に目立たなくなるようなものや、指でなぞったときに何も感じないような浅い傷は、パテやコンパウンド、タッチペンなどの手軽なアイテムを使用して、自分での修理ができるでしょう。

もしDIY修理を試みると、後に専門業者に修理依頼した際に受け入れられない場合があるので、慎重に作業することが大切です。自分の技術に自信が持てない場合や、確実な修理を希望する場合、たとえ小さな傷であっても、専門業者に任せるといいでしょう。

中古車買取では買取価格が大幅に落ちてしまう

車の買取価格は車の状態と市場価値に大きく依存します。中古車買取業者は再販価格を考慮し、修理コストも計算します。大きな傷や故障がある車は、修復に高額がかかるため、買取価格が大幅に下がります。再販する際の事故歴や、大きな修復歴も価格にネガティブな影響を及ぼします。

まとめ

今回は、雹(ひょう)害車を修理すべきかどうか一瞬で判断する方法について詳しくご紹介しました。

雹(ひょう)で車が傷ついてしまったとき、「修理をして今の車に乗り続けるか」それとも「売却して新しい車に乗り換えるか」で悩むこともあるでしょう。

カーテンダーでは、修理か買取かどちらの方がお得なのか、お客様の目線に合わせたご提案をいたします。納得のいく金額であればそのまま修理や買取を依頼できるため、煩わしい手続きも必要ありません。メールフォームや24時間フリーダイヤルでもご相談を承っておりますので、お気軽にご相談をください。

カーテンダーでは創業25年以上の経験を活かして、お客様に最適な修理を提案いたします。
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