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【徹底解説】トランスミッションの修理!高額費用を安く抑える方法とは?

【徹底解説】トランスミッションの修理!高額費用を安く抑える方法とは?

「アクセルを踏んでいるのに思うように加速しない」

「シフトレバーを切り替える時に振動や異音がする」

「車内でオイルが焦げついたような臭いがする」

このような症状はトランスミッションの故障によるものかもしれません。

トランスミッションはエンジンの回転する力や回転数を、速度や負荷に応じて切り替える重要なパーツです。

そのため修理費用が高額になるケースが多く、エンジンの修理に匹敵する程だと言われています。

実際に、修理の程度によっては、50万から100万円程の費用がかかってしまうことも。

この記事ではトランスミッションの修理にかかる費用や依頼業者の選び方について徹底解説します。

是非最後までお読みください。

【場合別解説】トランスミッションの修理方法と価格相場

トランスミッションが故障してしまった場合、修理費用はどのくらいかかるのでしょうか。

症状や修理方法によって金額は大きく上下します。

AT車の場合
ATFの交換5,000円〜
オイル漏れ修理1万~3万円
トランスミッション内部の故障修理20万〜100万円以上
オーバーホール20万程度
MT車の場合
付随部品の交換3万〜10万円

以下より、一つ一つ丁寧に説明していきます。

ATFの交換:5,000円〜3万円

ATFとは「Automatic Transmission Fluid」の頭文字を取ったものでオートマ車専用のミッションオイルのことを指します。

トランスミッションを問題なく動かすための潤滑油の役割を果たしています。

ATFが劣化してくると、トランスミッションがスムーズに動かなくなるので発進や加速、ギアチェンジの場面で若干不具合が出てきます。

またATFはエンジンオイルよりも強い匂いがするのでオイル漏れが起きていると、焦げついたような異臭が発生します。

ATF不良によるトランスミッションの故障の場合は、ATFの交換やオイル漏れ修理で5,000円〜3万円くらいの費用が想定されます。

作業は1時間程度で完了します。

ただし、長期間ATFを交換していない場合は注意が必要です。

ATFを抜く際にゴミや鉄粉が一緒に出てきて油路を塞いでしまい、トランスミッションが完全に故障してしまう危険性があります。

具体的には、走行距離10万km以上の過走行車、年式の古い車は上記に該当する恐れがあります。

ご自身の判断だけに頼らず、必ずプロに相談しましょう。

トランスミッションの交換:20万〜100万円以上

ギアチェンジの際の異音や振動、アクセルを踏んでも加速しないといった症状の場合、トランスミッション内部のギアが破損していたり、トランスミッションの構成部品であるトルクコンバータが故障している可能性があります。

トランスミッション本体に故障が見られる場合、新品に交換する必要があります。

トランスミッションは、大小様々な歯車や軸などで構成される非常に精密なパーツです。

そのため、トランスミッションを細かく点検して、不具合箇所を修理するよりも新品に交換するという修理方法が一般的に用いられます。

トランスミッション本体そのものが高額なパーツであることから、修理費用は軽自動車でも20万円、普通車だと50万円ほどかかることが一般的とされ、中には100万円を超えるケースもあります。

修理期間は部品の手配状況にもよりますが、概ね1週間程度を想定しておきましょう。

オーバーホール:約20万円

トランスミッション本体の故障に対して、交換ではなくオーバーホールすることもできます。

オーバーホールとは分解修理のことで、トランスミッションを分解して不具合箇所を突き止めた上でミッション内部のパーツを交換していきます。

オーバーホールの費用は約20万円ほどかかります。メリットは、トランスミッション本体の部品代がかからないので、交換より費用を抑えることができます。

デメリットとして挙げられるのはという2点です。

・高度な整備技術が必要なので対応可能な業者が少ないこと

・修理期間が約1ヶ月かかってしまう

MT車の場合:3万〜10万円

トランスミッションにおいては、MT車の方がAT車よりも修理費用が安いと言われています。

基本的にMT車のトランスミッション本体が故障することは少なく、トランスミッションの付随部品を交換するケースがほとんどです。

クラッチ板やフライホイールなどの消耗部品の交換で修理が完了し、修理費用は3万〜10万円ほどです。

トランスミッションの修理費用を安くする方法3選

次に、高額になりがちなトランスミッションの修理費用を少しでも安くする方法を解説していきます。

具体的には以下の3つのポイントを押さえることが重要です。

・正規ディーラーに保証・リコール対象か確認する

・整備工場に依頼する

・リサイクルパーツを使用する

以下で詳しく解説していきます。

ディーラーに保証・リコール対象か確認する

トランスミッションの故障だと思ったら、まずは正規ディーラーに問い合わせましょう。

初度登録5年以内であればメーカー保証で無料で修理対応してもらえる可能性があります。

5年以上経過していても、リコール対象部品であった場合は無償修理になるので、最寄りのディーラーに確認してみてください。

国土交通省_自動車メーカーの問い合わせ先一覧

社外品を使用する

自動車の部品は、純正品以外にもいくつか種類があります。

・社外品

・リサイクル品(中古品)

・リビルト品

・準純正部品

これらのリサイクル品を使用すれば、部品代を新品の6〜7割に抑えることができます。

トランスミッションの様に高額な部品であれば、社外品を選択すればかなりの節約になるでしょう。

それぞれの特徴は以下の通りです。

パーツの種類特徴
社外品自動車メーカーの純正品を製造している工場が、メーカーのマークを入れずに、純正部品と同じ仕様で製造・販売している工場製のパーツのこと。純正品とほぼ変わらない品質の物が多い。
リサイクル品(中古品)使用済の車から取り外され、機能と安全性が確認された上で、クリーニングや修繕が施された中古パーツのこと。組み立てなおす必要がないため安価で手に入る。
リビルト品使用済みの車から取り外した部品を分解して、修理、交換、クリーニングを施した上で、組み立てたパーツのこと。新品同様の性能が期待でき、比較的長く使用できる。
準純正部品メーカーのロゴが入らないだけで純正部品と同等のパーツ、または、各メーカーが第2ブランドとして展開しているブランドから出ている商品のこと。(トヨタ、日産、マツダ、三菱が展開している)クオリティは純正同等で、価格が純正より安い。

特にリビルト品は、取り外したパーツの分解・洗浄、不良箇所の修理などメンテナンス済みのため、品質もしっかりと担保されています。

中古品は価格面ではリビルト品よりさらに安く済みますが、取り外したパーツをメンテナンスせずそのまま使用するので、故障リスクが高くなることは避けられません。

整備工場に依頼する

修理費用を安く抑えたいのであれば、ディーラーよりも整備工場を利用することをおすすめします。

ディーラーの場合、修理よりも交換を勧められることが多く、部品も必ずメーカー純正品を使用しないといけないので、費用が高額になる傾向があります。

整備工場では相談すればリサイクルパーツを使ったり、交換でなく修理で対応してくれることが多いので修理費用を安く抑えることができます。

トランスミッションの修理が必要?故障で起こる4つの症状

では、どんな症状が出ていたらトランスミッションが故障しているといえるのでしょうか?

具体的には以下の4つの症状が代表的でしょう。

・トランスミッションが滑る

・ギアチェンジの際に異音や振動がする

・焦げたような異臭がする

・燃費が悪くなる

以下で詳しく見ていきましょう。

トランスミッションが滑る

アクセルを踏むとエンジン回転数は上がるがスムーズに加速しないことを、ミッションが滑ると表現します。トランスミッションの滑りは、トルクコンバータの故障により起こります。

トルクコンバータとはトランスミッション構成部品で、オートマ車の動力をエンジンからトランスミッションに伝える動力伝達装置です。

エンジンのトルクをトランスミッションに伝えたり、発進時や加速時にエンジントルクを増幅させる役割を果たしています。

トルクコンバータ内のポンプが消耗することにより変速が上手くいかず、エンジンに動力が伝わらないことで、アクセルを踏んでいるのになかなか加速しないという現象が起こります。

ギアチェンジの際に異音や振動がする

トランスミッション内部のギアが破損していると、変速時に不具合が起こり、異音や振動となって現れます。

シフトレバーをパーキングからドライブに入れた際に、「ガクン」と車体が揺れたり、「ガリガリ」といった音がする場合は、トランスミッション内部に異常が起きているサインです。

焦げたような異臭がする

トランスミッションの故障は、ATFの劣化やオイル漏れによっても起こります。ATFが正常に働かないと、トルクコンバータから正確な動力を伝えることができなくなります。

ATFはエンジンオイルより臭いが強いので、焦げたような異臭がしたらATFの異常燃焼やオイル漏れをしている可能性が高いので、すぐに点検してもらいましょう。

燃費が悪くなる

トランスミッションが故障すると、エンジンの力を効率よくタイヤに伝えられず燃費が悪くなります。

もちろん、燃費悪化にはその他の原因も考えられますが、トランスミッションが故障している可能性は否定できません。

急に燃費が悪くなったと感じるのであれば、走行時に前述したトランスミッションの故障による症状が起きてないか、注意した方がいいかもしれません。

トランスミッションの3つの故障原因

続いてトランスミッションの3つの故障原因について紹介していきます。

・経年による部品劣化

・ATFの漏れ・劣化

・ドライバーの運転方法

それぞれについて詳しく見ていきましょう。

経年による部品劣化

トランスミッションの寿命は10〜15万kmが目安と言われています。比較的故障が少ないパーツではあるものの、速度や負荷に応じて変速し続けているために内部の部品が摩耗したり破損したりすることは避けられません。

ATFの漏れ・劣化

エンジンオイルのように定期交換は必要なく、メーカーごとに交換時期も異なります。メンテナンスを怠らないことで、トランスミッション故障の予防に繋がります。定期点検などでオイルの状態をまめにチェックするように心掛けましょう。

ドライバーの運転方法

急発進・急加速といった急なアクセル操作は、ミッション内部に大きな負荷がかかります。

数回であれば問題ありませんが、頻発した場合トランスミッションが故障するリスクに繋がります。

基本的なことですが安心・安全な運転を心がければ、トランスミッションへの負荷は小さくて済みます。

長持ちするように普段から気を付けましょう。

修理か乗り換えで迷ったら|判断するための2つのポイント

高い修理費用で修理を迷った場合は、車の買い替えを検討することも一つの手です。

その際に判断するべきなのは「トータルでかかるコストはいくらなのか」「現在の車の年式や走行距離はいくつなのか」という2点です。

以下で詳しく説明していきます。

トータルコストで考える

トランスミッションを修理するか乗り換えるかは、トータルコストで判断する必要があります。

つまり今回の修理代だけではなく、今後のメンテナンス費用も計算してどちらがより経済的かを判断します。

一般的にトランスミッションの寿命=車の寿命と言われ、その他の部品も近い将来ダメになる可能性が高いと予想されます。

そう考えると、乗り換えるよりも修理の方が安いという理由だけで修理してしまうと、後々後悔することになるかもしれません。

まずはトランスミッションの修理費用を見積もりしてもらい、高額であれば乗り換えを検討した方がいいでしょう。新たに車を購入する場合、現在の車にかかる修理費用と手放すときの買取価格を購入資金に充てることができます。

修理費用と買取価格を新しい車の購入資金にして、より故障リスクの少ない車に乗り換えた方がお得になるかもしれないので、トランスミッションの修理をする前にじっくり検討することをおすすめします。

年式と走行距離で考える

初度登録から10年、または走行距離が10万kmに達している場合は乗り換えを検討するタイミングと言えます。

一つ目の内容と若干重複しますが、10年・10万kmという条件はトランスミッションだけでなく、他のパーツも寿命を迎えるタイミングであると言えます。

トランスミッションを修理した直後に、他のパーツが故障してさらに修理費用がかかる可能性は決して低くありません。

また、修理費用が高額になった場合、現在の同じグレードの車に乗り換えた方が安くなることもあります。

まとめ

ここまでトランスミッションの修理について解説してきました。

トランスミッションはエンジンのトルクや回転数を、適切な配分でタイヤに伝える重要なパーツです。

トランスミッションは非常に精密に構成されているので、交換ともなると高額な修理費用がかかります。

当サイト【カーテンダー】は事故車買取実績No.1の株式会社タウが母体となっています。

事故車に関する豊富なノウハウを生かし、車の状態やお客様の要望などを踏まえて、最適な修理のご案内が可能です。

また、新品修理だけでなくリサイクルパーツの修理もできるため、安く修理したい方にもおすすめです。

保険を使用した修理も対応しているので、お客様に合わせてご提案が可能です。

修理のことでお困りの際は、ぜひ一度ご相談ください。

カーテンダーでは創業25年以上の経験を活かして、お客様に最適な修理を提案いたします。
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