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ラジエーター本体からキャップの交換まで冷却系の修理費用を徹底解説

ラジエーター本体からキャップの交換まで冷却系の修理費用を徹底解説

車の下に赤や緑や青などの液体が大量に漏れ出していたら、ラジエーター交換が必要とみて間違いありません。

ラジエーターはエンジンにとって非常に重要な装置なだけあって部品価格も高く、高額な修理費用の請求に不安を覚える方も多いのではないでしょうか。

しかし修理方法や作業の依頼先に気をつければ、高額なラジエーターの交換費用を大きく抑えることもできます。

今回はラジエーターの交換費用の相場や修理費用を抑える方法に加え、よく起こる冷却系トラブル別の修理費用やメンテナンス方法を徹底的に解説します。

ラジエーターの修理費用は1万〜10万円

「ラジエーターコア」とも呼ばれるラジエーター本体の交換にかかる費用は、整備工場の新品社外品への交換なら5万円前後、ディーラーで純正新品に交換すると10万円前後の費用がかかります。

車種によっては10万を超える場合があるものの、一般的な乗用車の場合は5万〜10万円程度に収まるでしょう。

ラジエーターはエンジンの過熱を防ぐ重要な部品であり、エンジンで熱せられた冷却水をラジエーターで冷やし、循環させることでエンジンのオーバーヒートを防いでいます。

ラジエーターは走行風がよく当たるように車の前面にあるため、衝突事故によっても破損しやすい部品です。

そのほかにも腐食による穴空きや、錆や水垢による詰まりなどで交換や修理を迫られることがあります。

小さな穴なら、交換以外にも溶接修理として1万〜3万円程度の費用で済む場合があります。非常に軽微な漏れなら2,000円程度の漏れ止め剤を入れるだけで直る場合があるものの、確実に冷却水の漏れを止めてくれるものではありません。

重要性を考慮すれば、交換や修理がラジエーター本体の正しい修理方法です。

ラジエーターの交換時期は10年または10万kmが目安

ラジエーター本体の構造は単純であるため、なかなか壊れるものではありません。

ラジエーターの一般的な寿命は、普通車なら8~12年、軽自動車では6~10年です。ラジエーターの交換時期は車の使用期間と同程度であり、車を乗り換えるまでに一度も交換されないケースも珍しくありません。

ただしラジエーターの寿命は、車の使用環境やメンテナンス状況によって大きく変わります。またエンジンの冷却機構は多くの部品で構成されており、ラジエーター本体の故障よりも周辺部品のトラブルの方が圧倒的に多くなります。

冷却系トラブル一覧|ラジエーター以外の7つの原因

ラジエターの故障以外に起こるおもな冷却系トラブルは以下の7つです。

  • ・冷却水の不足
  • ・ラジエーターキャップの劣化
  • ・サーモスタットの固着
  • ・ラジエターホースの硬化
  • ・ラジエーターファンの故障
  • ・ウォーターポンプの故障
  • ・リザーブタンクの破損

それぞれのトラブルで起こる症状と、修理にかかる費用や交換時期などを紹介します。

冷却水の不足

冷却水が不足するおもな原因は漏出です。

冷却水が漏れる箇所はラジエーターだけでなく、各部品の接合部などからも漏れ出します。冷却水が漏れ出すと特有の甘い臭いがし、危険残量に達すると水温警告灯が点灯。

わずかづつではあるものの自然減少もするため、不足した冷却水は補充する必要があり、劣化した冷却水は交換しなくてはなりません。

車の冷却水はただの水ではなく、消泡や防錆、凍結防止などの機能が追加されており「不凍液」とも呼ばれます。

長期間性能を維持することから「ロングライフクーラント(LLC)」と呼ばれるのが一般的であり、LLC以上の高い耐久性が持たされた「スーパーLLC」も存在します。

冷却水の必要量は車によって差があり、大型車ほど必要量も多くなります。

起こるトラブル警告灯点灯・冷却水の循環不良による冷却性能低下・オーバーヒート
交換費用補充:1,000円程度
LLC交換:4,000〜6,000円スーパーLLC交換:5,000〜1万円
交換の目安LLC:2〜3年ごとスーパーLLC:初回7年、以降4年ごと

ラジエーターキャップの劣化

ラジエーターキャップとは、ラジエーター上部などに備わるフタを指します。

ただし、ただフタではなくラジエーター内の圧力や液量を一定に保つ役割があるため、劣化したら交換が必要な消耗品です。

ラジエーターキャップには、高温になって体積が増えた冷却水を逃す働きもあり、内部のゴムシールなどが劣化すると冷却水の漏れと同時に、冷却水路内の圧力が正常に保てず冷却水の沸点が低下し沸騰しやすくなります。

沸騰した冷却水には気泡が発生しラジエーターの冷却性能の著しい低下を引き起こします。

起こるトラブル冷却性能低下
交換費用2,000円前後
交換の目安1〜2年ごと

サーモスタットの固着

サーモスタットとはエンジンとラジエーターの間に設けられる弁であり、冷却水の温度に応じて開くことによってラジエーターへ流れ込む冷却水量を調整しています。

車が古くなると閉じたまま固着することが多く、そうなるとエンジン始動後の水温上昇が遅くなるため、燃費の悪化やヒーターの効きが悪くなるなどの「オーバークール(過剰冷却)」が発生しがちです。

平地での低負荷走行や下り坂の走行中に水温計の針が下がったり水温警告灯が点灯するなら、サーモスタットの開いたまま固着していることが疑われます。

稀にサーモスタットが閉じっぱなしになるトラブルもあり、そうなるとラジエーターが機能しなくなりエンジンのオーバーヒートを引き起こします。

起こるトラブルオーバークール・オーバーヒート
交換費用8,000円〜1万5,000円
交換の目安10年もしくは走行距離10万km

ラジエターホースの硬化

ラジエーターホースは、エンジンとラジエーターをつなぐホースです。

稼働中のエンジンは常に揺れ動いているため、ラジエーターとの接続は柔らかなゴムやシリコンのホースを使う必要があります。

ホースは上下に1本づつ計2本備わっており、とくに劣化しやすいのは下側です。

熱がかかる部分だけに硬化しやすく、その状態で揺すられるため亀裂が入れば冷却水が漏れ出します。また、ホースの接合部も冷却水が漏れやすい箇所です。

起こるトラブル冷却水漏れ
交換費用1万~3万円
交換の目安10年もしくは走行距離10万km

ラジエーターファンの故障

ラジエーターの背面に備わっているファンは、走行風が十分に当たらない停止時や低速走行時の冷却性能を補うための装置であり、ラジエーターファンと呼ばれます。

アイドリング状態で停車中に水温警告灯が点灯する場合はラジエーターファン本体の故障、もしくはファンリレーやファンスイッチ、コントロールモジュールなどの電気配線上部品の故障が疑われます。

ファンスイッチがONのまま固着したり、コントロールモジュールが故障した場合には、ファンが回りっぱなしになり、水温が下がり過ぎる症状に陥ることもあります。

起こるトラブル冷却性能低下、オーバークール
交換費用ラジエーターファン交換:4万〜8万円リレーやスイッチなどの交換:1,000〜3,000円ファンコントロールモジュール交換:1万5,000円前後
交換の目安10年もしくは走行距離10万km

ウォーターポンプの故障

ウォーターポンプは冷却水を循環させるためのポンプです。

故障すると冷却水が循環できなくなるためエンジンのオーバーヒートは必至。ウォーターポンプが故障する前兆として異音が発生するほか、パッキンの経年劣化によりポンプ周辺から冷却水が滲み出してくることもあります。

機械式ウォーターポンプはタイミングベルトやタイミングチェーンで駆動するため、ベルトの交換と同時に行えば工賃をひとまとめにできます。

新型車のなかにはベルトではなく電気モーターで駆動する電動ウォーターポンプを使用している場合もあり、やや交換費用が高くなる傾向にあります。

2023年現在、電動ウォーターポンプを採用している代表的な車種は以下のとおりです。

  • トヨタ アクア・プリウス・カムリ・ノア・ヴォクシーなど
  • BMW・メルセデス・ベンツなどの一部の輸入車
起こるトラブル異音・冷却水漏れ・オーバーヒート
交換費用機械式:2万〜7万円電動式:3〜10万
交換の目安機械式:10年もしくは走行距離10万km電動式:5年もしくは走行距離10万kmを推奨

リザーブタンクの破損

リザーブタンクとは、温度上昇によって体積が増えた冷却水を逃すためのタンクです。

冷却水が不足気味になった際の補助タンクとしても機能し、適切な冷却水量を確認するためのタンクでもあります。

多くのリザーブタンクが樹脂製であるため、経年劣化によるヒビ割れが起こり冷却水が漏れ出す恐れがあります。

定期交換される部品ではありませんが、走行距離が伸びたら定期的に状態を確認しましょう。

「リザーバータンク」とも呼ばれます。

起こるトラブル冷却水漏れ
交換費用6,000円〜1万円
交換の目安10年もしくは走行距離10万kmで状態確認

ラジエーターの交換や修理を頼める3つの業者

ここまでは、ラジエーター周りの修理にかかる費用について紹介してきました。

次に修理を依頼できる業者について紹介していきます。

ラジエーターの修理を依頼できる業者は以下の通りです。

・ディーラー
・修理工場
・カー用品店

それぞれの特徴とともに詳しく紹介していきます。

保証修理ならディーラー

新車保証の有効期間内ならディーラーに修理を依頼しましょう。

ラジエーター本体に関しては多くの自動車メーカーで新車登録後5年、走行距離10万kmまで保証してくれるため、定期的な点検およびメンテナンスを受けていれば消耗部品以外の箇所は無償修理をしてくれます。

とくに1年点検は各部の劣化や冷却水漏れの早期発見に効果的です。

ただし保証が効かない修理の場合は、原則として新品純正部品への交換となるため修理費用は高めです。

ディーラーの純正ラジエーターの価格が高いと感じた場合は、中古部品を整備したリビルト品での修理を頼んでみるとよいでしょう。

費用を抑えるなら整備工場

修理方法を柔軟に選べる自動車整備工場は、大がかりな修理でも費用を抑えられます。

ラジエーター本体の交換は純正部品のほか、新品社外品やリビルト品、中古部品などが使えるため、部品代が安価です。

作業工賃もディーラーより安い場合が多く、整備工場に依頼すれば安価な部品代と併せて修理費用を大幅に抑えられるでしょう。

もちろん冷却水交換などのメンテナンスも受け付けています。

冷却性能アップならカー用品店

カー用品店ではラジエーターの修理や交換は行わないケースが多いため、冷却水の交換やラジエーターキャップの交換など、メンテナンスを主体に利用するのがよいでしょう。

なかには冷却系を含む車の簡易点検メニューや定期メンテナンスパックなどが用意されている店舗もあります。

また、カー用品店には開弁圧が高いラジエーターキャップや、低い温度で開くサーモスタットなど、冷却性能を強化できる部品が販売されています。

しかし、これらはあくまでモータースポーツ向けの商品であるため、一般公道での一般的な使用では不具合が発生する場合があることを覚えておきましょう。

ラジエーターの修理費用を安くする3つの方法

以下では、ラジエーターの修理費用を安く抑えるための3つの方法を紹介していきます。

具体的にはこのような方法です。

・社外品やリビルト品を活用する
・相見積もりで一番安い業者を探す
・自分で作業して修理費用を抑える

では、詳しく解説していきます。

社外品やリビルト品を活用する

ラジエーター本体を交換するなら、社外品やリビルト品への交換がお得です。

ディーラーの新品純正ラジエーターと、整備工場での新品社外品の交換費用を比べると、機能は同じでも費用は半額近くに抑えられます。

修理費用の安さだけで選ぶなら中古品がもっとも安価です。

しかしラジエーターは車にとって重要部品だけに、中古品はどうしても使用上のリスクがつきまといます。

比較的年式が古い車や、とにかく修理費用を安く抑えたい、あと数年で乗り換えるなどの理由がある場合は中古品を検討するのもよいでしょう。

相見積もりで一番安い業者を探す

さらに修理費用を安くするなら、複数の業者から修理見積もりを取り、それぞれの修理費用を比べてもっとも安い業者に依頼する相見積もりが有効です。

整備工場同士であっても、経営規模や整備士の給与、部品の仕入れ価格などに違いがあるため、同じ作業を依頼しても部品代や工賃に差が出ます。

自走で工場へ向かうことができない場合のレッカー費用や、修理の間の代車費用なども含めて見積もりを出してもらいましょう。

自分で作業して修理費用を抑える

ラジエーター本体やウォーターポンプの交換には相応の知識と技術が必要ですが、周辺部品の交換や点検ならDIYでの作業も可能です。

自分で修理やメンテナンスができれば、そのぶんの費用を節約できます。

ただしラジエーター周りの作業は、不備があると冷却水漏洩の危険があることは頭に入れておきましょう。

冷却水の補充やラジエーターキャップの交換などの簡易整備なら特別な知識がなくとも行えます。

走行直後のエンジンおよびラジエーター周りは高温を帯びているため、安全な温度まで下がってから作業をするのが鉄則です。

ラジエーターの寿命を延ばすポイントは2つ

ラジエーターの寿命を延ばせれば、故障頻度を下げることができ、修理費用の節約に繋がります。ラジエーターの寿命を延ばすポイントは以下の2つです。

・冷却水の交換時期を守る
・添漏れ止めなどの添加剤を使用しない

冷却水は最低でも車検ごとに点検・交換

冷却水を交換せずにいるとラジエーター内部に錆や水アカが発生し、冷却水の漏出や詰まりの原因になります。

冷却水は最低でも車検ごとに交換するようにしましょう。

長期間交換不要のスーパーLLCであっても定期的な点検は必要であり、状態に応じては早期の交換が必要になる場合があります。

添加剤に頼るよりも定期的なメンテナンスが確実

不必要な添加剤の使用はラジエーターの寿命を縮める恐れがあるため、やむを得ない場合を除き使用を控えることをおすすめします。

冷却水への添加剤は以下の効果を謳う製品が販売されています。

  • ・漏れ止め
  • ・洗浄性能向上
  • ・冷却性能向上
  • ・性能復活

漏れ止め剤は成分がラジエーター内部の配管を詰まらせる恐れがあり、洗浄剤も落ちた汚れが配管を詰まらせる可能性が拭い去りきれません。

冷却性能向上や冷却水の復活を促す添加剤も、機械的な冷却性能が不足しているなどの理由がないかぎり、定期的に冷却水を交換していれば添加は不要といえるでしょう。

エンジンがオーバーヒートしたら車の買い替えも

冷却系トラブルは最終的にエンジンのオーバーヒートにつながります。

軽度のオーバーヒートなら修理が可能ですが、重度の場合はエンジンを交換するしかなく、いずれの場合でも数十万円の高額な修理費用がかかってしまいます。

エンジンをオーバーヒートさせてしまったら車の乗り換えも検討しましょう。

買い取った車から部品を回収して販売する事故車・廃車買取業者なら、エンジンやラジエーターが破損した不動車でもしっかりと値段を付けて買い取ってくれます。

買取査定額と修理を比較して、乗り換えるか修理するかを決めるとよいでしょう。

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