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ディーラーでの車の修理はおすすめ?整備工場との違いや修理費用、特徴を解説

ディーラーでの車の修理はおすすめ?整備工場との違いや修理費用、特徴を解説

「ディーラーの修理費用はなんで高いの?」

「修理工場やカー用品店との違いはなんだろう…」

車の修理が必要になった時、依頼先の選択肢の一つとしてディーラーがあげられるでしょう。

しかし、ディーラーで車の修理を依頼する場合にもメリットとデメリットがあります。

そのため、車の修理を依頼する前にディーラーの特徴や大まかな修理費用を把握することが重要です。

この記事ではディーラーの特徴や、部品別の修理費用を、整備工場やカー用品店と比較しながら解説していきます。

記事を通じて、ディーラーに車の修理を依頼すべきかどうか判断できるようになるでしょう。

ディーラー修理の特徴!こんな人におすすめ

ディーラーでの修理は、以下のような方におすすめです。

  • ・安心安全な修理を希望する人
  • ・万が一の保証面を重視したい人
  • ・スケジュールを柔軟に調整したい人

ディーラーは、自動車メーカーと特約店契約を結んだ正規販売店であるため、万が一の故障や不具合の際にも安心できる保証制度が充実しています。

そして、全国どの店舗でも、一定水準以上の技術や、手厚いサポートが期待できるでしょう。

以下で1つずつ詳しく解説していきます。

安心安全な修理を希望する人

金額面よりも、安心安全な修理対応を重視する方に「ディーラー修理」はおすすめです。

ディーラーの整備士は、各メーカーの知識や技術に特化したスペシャリストが揃っているため、技術レベルが高い特徴があります。

ディーラーは「メーカーの名前」を背負って商売しているため、基本的にどの店舗でも高水準の修理対応を実施してもらえるでしょう。

また、メーカーごとの知識と経験、技術力に特化した整備士のため「障害物センサーの調整作業」や上級グレードのエンジンオーバーホールなどの難易度の高い修理も対応してもらえます。

難易度の高い整備対応と各メーカーに特化した知識と経験がお客様に「安心」と「安全」を提供してくれるでしょう。

万が一の保証面を重視したい人

「修理対応後の故障に対する補償面を重視したい人」にもディーラー修理はおすすめです。

ディーラーでは万が一修理後に不具合が起こってしまった際の保証面が充実しています。

車の保証には「一般保証」と「特別保証」の2つがあります。

それぞれの保証制度を詳しく解説すると、以下のようになります。

保証の種類保証期間【保証対象部品】
一般保証3年電動ドアミラー、エアコン、ナビ、電装系など
特別保証5年エンジン、オートマチックミッション、シートベルトなど

車を修理してもらったあとに、異常が発生してしまう、という可能性もゼロではありません。

一般的な業者によっては、修理対応後の保証制度が充実していないケースも多くあります。

また、各メーカーが提携するディーラーごとに保証対象部品が異なるため注意しましょう。

保証対象部品に関しては、各メーカーのホームページを確認するとよいでしょう。

トヨタアフターサービス

メーカー保証|クルマ│Honda公式サイト

日産 アフターサービス

スズキ アフターサービス

スバル アフターサービス

ダイハツ アフターサービス

「一般保証」と「特別保証」の期間については、追加費用を支払うことで延長できる仕組みになっています。

スケジュールを柔軟に調整したい人

スケジュールを柔軟に調整したい人にも「ディーラー修理」はおすすめです。

ディーラーでは複数の代車を用意しています。

そのため、利用者のスケジュールに合わせて代車の貸出期間を調整しやすい魅力があります。

場合によっては、仕事終わりにディーラーに車を持っていき、修理完了まで代車をレンタルできるケースもあります。

特に仕事や家事で何度も修理業者に来店することができない方には、利便性の高いサービス対応になるでしょう。

代車が上級グレードや新型車のケースが高い

ディーラーでは新型車や上級グレード車など「品質の高い車」を販売している特徴があります。

場合によっては、試乗車として扱っていた新車をサービス代車として利用させてくれるケースもあり、状態が良く高いグレードの代車を借りれる可能性が高いでしょう。

質の良い車を一定期間、代車として利用できる機会もディーラーを利用する機会のある方しか味わえないサービスの1つです。

またディーラーによっては、販促のため、ご自身の車のワンランク上のグレードの車を代車として貸してくれることもあります。

同メーカーや同シリーズでの買い替えを検討している方は、こちらのポイントでディーラーを選んでも良いでしょう。

ディーラーに修理を依頼する際に気を付けるべきポイント

ディーラーで修理依頼する際に注意すべきポイントが3つあります。

  1. 注意点①:修理費用が高額になりやすい
  2. 注意点②:社外品の部品で作業対応してもらえない
  3. 注意点③:車種や年式が古い車は断られる可能性もある

それぞれの注意点を詳しく解説します。

①修理費用が高額になりやすい

ディーラーでは技術力の高い整備スタッフが車の修理対応を行うことが保証されている代わりに、費用が高額になりやすい傾向があります。

また、ディーラーの作業工賃は、

  • ・ディーラーの作業工賃:1時間あたり9,000〜1万円
  • ・カー用品店やガソリンスタンド:1時間あたり4,000〜6,000円ほど

作業工賃を他業者と比較しても「1.5倍〜2倍」の費用が異なります。

ディーラーでは「純正部品」を扱い、修理対応を進めます。純正部品は商品の品質が高い分、社外部品と比較して金額が高いです。

具体的には、リビルト品や社外品と比べて2 〜3割ほど金額が高い傾向があります。

純正部品は金額が高額ですが、万が一の故障や不具合時の保証面が手厚いため、デメリットばかりではありません。

「車の修理をとにかく安く済ませたい」と考えている方は「車を格安で修理したい方へ!安くする裏ワザと業者選びのコツも紹介」の記事も合わせてご参照ください。

②社外品の部品で作業対応してもらえない

先ほども説明した通り、ディーラーでは「純正部品」を使用して修理対応する特徴があります。

そのため、社外部品を扱う修理対応が基本対応してもらえません。最近では、部品持ち込みによる修理対応も受付してくれないディーラーが増えてきました。

対応しない理由としては、「万が一の故障や不具合時の保証ができない点が原因」です。

費用をなるべく抑えるために社外部品を扱い修理対応してもらいたい方は、他の業者を検討することをおすすめします。

おすすめの業者は、

  • ・カー用品店
  • ・修理工場

などです。

③車種や年式が古い車は断られる可能性もある

年式が初度登録から20年を超える車や改造車などの修理は対応してもらえないケースがあります。

ディーラーは「作業や部品の品質」「修理技術の高さ」「万が一の保証制度」を重視する業者です。

あまりにも状態の悪い車や改造車は、保証面が確約できません。

年式が古すぎる車や改造車などを専門に扱う業者に修理を依頼しましょう。

修理後のトラブルを最低限に抑えるためにも、重要なポイントです。

修理対応に柔軟性を求める人は整備工場がおすすめ

【整備工場】
メリット・社外部品や持ち込み部品で修理対応してくれる・作業工賃がディーラーと比べて1.5〜2倍ほど安い
デメリット・対応する整備士によって車の出来上がり具合に差が出る

修理対応に社外部品や持ち込み部品を使った作業を求める人には「整備工場」がオススメです。

整備工場では、社外部品や持ち込みパーツでの作業に対応しています。また、作業工賃もディーラーと比較して安く、金銭面的にもお得です。

もしディーラーで社外部品の取り付けに対応してもらえる場合、1.5倍〜2倍ほど費用が異なります。

整備工場のデメリットは「対応してもらえる整備士によって作業の出来上がり具合が異なる」ことです。

整備士として技術力が高くないスタッフが対応すれば、修理の状態に納得できない可能性も考えられます。

また土日が休みの工場が多く、依頼日の調整が難しい点もおさえておくべきでしょう。

取り扱う部品を重視したい人はカー用品店がおすすめ

【カー用品店】
メリット・社外部品や持ち込み部品で修理対応してくれる・店頭部品での修理対応なら割引制度がある
デメリット・対応する整備士によって車の出来上がり具合に差が出る

修理対応する際の部品にこだわりたい方には「カー用品店」がおすすめです。

カー用品店では、社外部品や持ち込み部品以外にも、店頭で販売している部品を扱い修理対応してもらえるメリットがあります。

店頭部品での修理になれば、お得な条件や金額で対応してもらえるためさらにお得です。

人によっては修理する際の1つ1つの部品にもこだわる方も中にはいます。

特にスポーツカーを運転している方は「取り扱う部品にこだわりがある傾向」が高いです。

カー用品店のデメリットは、内容によっては修理対応してもらえないケースがあることです。

具体的には、

  • ・センサー類の異常による調整作業
  • ・先進安全性能の異常による復旧作業

などは、修理を断られてしまう可能性が高いです。

上記に当てはまる修理を希望している場合は、ディーラーやカー用品店で実施依頼してみることをおすすめします。

他にも、整備工場と同じく対応する整備士によって車の出来上がり具合が異なる点があげられます。

【部品別】ディーラーで修理依頼する場合の費用と期間

ディーラーで車の修理対応を依頼する場合の部品別費用は以下の通りです。

【部品】【ディーラー修理費用】【ディーラー修理期間】
エンジン30〜50万円2週間〜1ヶ月程度
ドア3〜20万円1週間〜10日程度
バンパー3〜20万円3日〜1週間程度
フレーム15〜25万円1週間〜2週間程度
マフラー3〜7万円1週間〜10日程度

下記内容では、各修理部品の「修理費用」と「修理期間」を解説した上で、ガソリンスタンド、修理工場、カー用品店に依頼した際の費用とも比較していきます。

エンジン修理:30〜50万円

エンジンは車の駆動部品の中でも、最も重要視される部品です。

そのため、修理費用によっては高額になりやすい傾向があります。

ディーラーで修理対応する場合、

  • ・修理費用:30〜50万円
  • ・修理期間:2週間〜1ヶ月程度

の費用と時間が必要です。

仮にエンジンの状態が悪く分解整備できない場合、修理費用がさらに高額になる可能性も考えられます。

作業工賃を含めると「80〜100万円以上」の修理費用が必要になる可能性も考えられるでしょう。

新品部品よりリビルト品での修理対応なら費用が抑えられますが、エンジンの載せ替えが必要な場合には「車の乗り換え」を検討した方が良いでしょう。

ディーラー以外の他業者でエンジン修理を行う際の費用を下記にまとめました。

【業者名】【修理費用】【修理期間】
ディーラー30〜50万円2週間〜1ヶ月
ガソリンスタンド20〜30万円3週間〜1.5ヶ月
修理工場25〜40万円2週間〜1ヶ月
カー用品店20〜35万円3週間〜1.5ヶ月

エンジン交換やリビルト品での修理対応は、業者によって対応できない可能性も考えられます。

まずはエンジン修理に対応できる業者なのかを電話にて確認することをおすすめします。

ドアの修理:3〜20万円

ドアの凹みや傷の修理費用はエンジン修理ほど高額な費用にはなりません。

ディーラーでドア修理を実施する場合、

修理費用:3〜20万円

修理期間:1週間〜10日程度

の費用と期間が必要です。

1cm未満の凹みや傷であれば、費用も3万円以下で収まる可能性もあります。

まずはドアの損傷状態をディーラーの整備士に確認してもらいましょう。

ディーラー以外の他業者で修理対応する場合の費用を以下にまとめました。

【業者名】【修理費用】【修理期間】
ディーラー3〜20万円1週間〜10日程度
ガソリンスタンド1〜15万円1週間〜2週間
修理工場2万円〜20万円1週間〜2週間
カー用品店1〜18万円1週間〜2週間

費用面を重視する方は、ディーラー以外の修理業者の費用を比較してから、依頼先を決めるように行動しましょう。

バンパー修理:3〜20万円

バンパー修理は費用は「バンパー交換」もしくは「バンパー修理」によって費用が異なります。

ディーラーで修理対応する場合、

修理費用:3〜20万円

修理期間:1週間〜10日程度

バンパー交換の場合、部品を注文して取り付けする作業のため、費用が高額にはなりません。バンパー損傷や凹みの場合、バンパー交換をおすすめします。

ディーラー以外の他業者で修理する場合の費用は以下の通りです。

【業者名】【修理費用】【修理期間】
ディーラー3〜20万円1週間〜10日程度
ガソリンスタンド2〜10万円1週間〜2週間程度
修理工場2〜18万円1週間〜2週間程度
カー用品店2万円〜15万円1週間〜2週間程度

フレーム修理:15〜25万円

フレームは「車の骨格」に該当する部分であり、損傷や凹みを修理する際には費用が高額になりやすい傾向があります。

ディーラーで修理する場合、

修理費用:15〜25万円

修理期間:1週間〜2週間

ディーラー以外の他業者で修理する場合の費用は以下の通りです。

【業者名】【修理費用】【修理期間】
ディーラー15〜25万円1週間〜2週間程度
ガソリンスタンド5〜15万円1週間〜1ヶ月
修理工場10〜20万円1週間〜1ヶ月
カー用品店8〜15万円1週間〜1ヶ月

フレーム修理には「フレーム修正機」という専用の機械が必要です。業者によって作業対応できないケースも考えられるため、修理希望の際には事前確認を必ず行いましょう。

マフラー:3〜7万円

マフラー修理は修理内容によって費用が異なります。

ディーラーで修理する場合、

修理費用:3〜7万円

修理期間:1週間〜10日程度

の費用と期間が必要です。

「マフラーの穴開き修理」であれば溶接作業だけで完了するため、5万円以上の修理費用が必要になることはありません。

ディーラー以外の他業者でマフラー修理を実施する場合の費用は以下の通りです。

【業者名】【修理費用】【修理期間】
ディーラー3〜7万円1週間〜10日程度
ガソリンスタンド2〜5万円1週間〜2週間
修理工場2万円〜7万円1週間〜2週間
カー用品店1万円〜4万円1週間〜2週間

業者によって修理費用が異なるため、業者ごとの費用を比較してみるのも良いかもしれません。

まとめ

「ディーラー修理は高い」と考えている方が多いのは事実です。

しかし「万が一の保証面」や「技術レベルの高い整備スタッフが作業対応してくれる」などのメリットもあります。

ディーラーで修理依頼するメリットとデメリットを正しく理解し、自分が求めるニーズを満たせる業者を選びましょう。

ディーラー修理は「柔軟なスケジュール調整を希望する人」や「安心安全の修理作業を求める人」におすすめの業者です。

カーテンダーでは創業25年以上の経験を活かして、お客様に最適な修理を提案いたします。
電話・フォームからお気軽にお問い合わせください。

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