バンパーの交換にかかる費用は?修理できるかの判断基準も紹介
バンパーを駐車時にぶつけてしまった
カーブする際にバンパーをこすってしまった上記のような状況になると、
「バンパー交換の費用はいくら?」
「交換ではなく、修理で直せないかな…?」
という疑問がでてくる方も多いはず。
この記事では、
- ・バンパー交換・修理にかかる費用
- ・修理で済むかどうかの判断基準
を解説していきます。
バンパーに損傷があって、交換もしくは修理が必要な方はぜひ参考にしてみてください。
もくじ
バンパーを交換するかどうかの判断基準
結論からいうと、損傷が大きい場合はバンパー交換をした方がよいでしょう。
なぜなら、損傷が大きいとバンパーを修理するより交換した方が安く済むからです。
しかし、損傷の範囲によっては修理が可能なため、慌てて交換を修理業者に依頼する前に、ご自身の車の損傷部を確認するようにしましょう。
以下では、バンパーの交換をした方が良い場合と、修理で済む場合の判断基準を紹介します。
ただし、判断に悩むような傷は、無理に自分で判断せずにプロに見てもらいましょう。
今回は、フロントバンパーを中心に紹介していきます。
リアバンパーについては、リアバンパーの交換・修理費用の相場を業者別に紹介!安くする裏ワザもという記事で詳しく紹介していますので、そちらをご覧ください。
凹みや傷の大きさ・深さで判断する
最初の判断基準は、「凹みや傷の大きさや深さ」です。
交換/修理 | 判断基準 |
交換の方が良い場合 | 5cm以上のキズ、凹みや、ひび割れ、破損ある場合 |
修理の方が良い場合 | 2〜3cmの表面に浅い傷や、軽度のひび割れ、小さな凹み |
【交換の方が良い場合】
一般的にはキズが5cm以上ある場合は、塗装の範囲が大きいため、修理費用が高額になりやすいです。
他にも5cm以上の凹みや、ひび割れ、破損は修理に手間がかかるため、交換の方が安く済む可能性が高いです。
判断が難しい場合は、専門家によく確認しましょう。
【修理の方が良い場合】
2〜3cmの表面に浅いキズや、軽度のひび割れ、小さな凹みは交換より修理の方が安く済む場合があります。
よくある疑問で、「バンパーの傷は放っておくと錆が出るのではないか」と心配される方も多いですが、樹脂でできているバンパーなら錆びは発生しないため、早急に修理をする必要はありません。
もし傷がついてしまっても慌てずに、しっかり修理か交換かを検討することが大切です。
走行に問題がないかで判断する
続いての基準は「安全に走行できるかどうか」です。
そのため、大きな損傷でなければ、走行に支障は出ないと思われます。
しかし、損傷が大きい場合、バンパーがタイヤに接触して走行に支障がでてしまうケースがあります。
近年の自動車は、衝突被害軽減ブレーキや障害物を感知するセンサーがバンパーについているため、バンパーの損傷によって、センサーが作動しない、もしくは誤作動を起こしてしまうかもしれません。
走行中に明らかに違和感がある、メーターに故障の表示が出る場合は、無理をせずに専門家に相談しましょう。
【業者別】バンパー交換・修理にかかる費用一覧
バンパーの交換・修理の依頼をできる業者は主に以下の3つです。
- ・修理工場
- ・カー用品店
- ・ディーラー
それぞれに交換・修理を依頼した場合の費用の目安は以下の通りです。
修理 | 交換 | |
修理工場 | 1~4万円 | 5~10万円 |
カー用品店 | 2~5万円 | 5~10万円 |
ディーラー | 3~6万円 | 5~10万円以上 |
また、前提として、バンパー交換・修理は車種や使用する塗料によって値段はさまざまです。
軽自動車であれば部品代は安くなりますし、普通車であれば車体が大きくなる分、バンパーも大きくなるので部品代が高くなってしまいます。
さらに、使用する塗料によっても費用は変わってきます。
珍しい色や複雑な組み合わせで成り立っている色に関しては、原料が増える分費用が高くなります。
紹介した費用に関しては、1つの目安として参考にしてみてください。
では、詳しく説明していきます。
修理工場なら1万円~
修理工場は費用の安さを売りにしているところも多いので、リーズナブルに修理できる傾向があります。
工賃の設定が工場によって違うので、費用のばらつきはありますが、相場は下記のとおりなので、参考にしてみてください。
【バンパー修理】
費用:1~4万円
5cm以内の小さな傷であれば、1万円程度で修理してくれる修理工場があります。
傷や凹みの状態によって費用が変わってきますので、お世話になる修理工場によく確認してみてください。
【バンパー交換】
費用:5~10万円
大きな傷、凹み、ひび割れは、5万円以上の費用がかかる可能性があるため、修理より交換の方が安くなる傾向があります。
カー用品店なら2万円~
カー用品店でもバンパー修理・交換が可能です。
修理工場ほどではないですが、小さい傷ならカー用品店も安く修理してくれます。
最短1日で作業してくれるカー用品店もあるため、早く修理を終えたい人にはおすすめです。
【バンパー修理】
費用:2~5万円
5cm以内の小さな傷であれば、2万円程度で修理が可能です。
【バンパー交換】
費用:5~10万円以上
大きな傷、凹み、ひび割れは、5万円以上の費用がかかる可能性があるため、バンパー交換の方が安くなる傾向があります。
ディーラーなら3万円~
ディーラーは修理工場やカー用品店と比べて、費用が高い傾向にあります。
バンパー修理の際は、板金工場に外注するケースがほとんどなため、その分料金が上乗せされてしまいます。
しかし、ディーラー専属で板金作業しているところも多く、経験も豊富なため安心して修理をお願いできます。
【バンパー修理】
費用:3~6万円
5cm以内の小さな傷は、3万円程度で修理が可能です。
【バンパー交換】
費用:5~10万円
大きな傷、凹み、ひび割れは、5万円以上の費用がかかる可能性があるため、バンパー交換の方が安くなる傾向があります。
バンパーをできる限り安く交換する3つの裏ワザ
ここまで、バンパー修理・交換の費用の相場を紹介しました。
しかし、費用をなるべく抑えたいという方も多いはず。
バンパーの交換の費用が高くなる理由は「パーツ代+塗装代+作業工賃」の3つが必要になるためです。
つまり、それぞれを少しづつ安くすることができれば、費用を抑えることができます。
リアバンパーをできる限り安く交換する方法は以下の三つです。
- ・中古や社外品パーツを使う
- ・塗装済みのパーツを使う
- ・工賃の安い業者を選ぶ
交換の費用の内訳で一番高いのは、バンパーのパーツ代です。
費用を抑えたいのであれば、純正部品ではなく他の部品を探すのが1番の近道。
ディーラーでは中古パーツを扱っていない事もあるため、中古パーツで対応してくれる修理工場を探すのがいいでしょう。
また、インターネットでも中古パーツを探せるので、自分で中古パーツを調達するという方法もあります。
その後、部品持ち込みOKな修理工場を見つければ、費用はかなり抑えられるはず。
とにかく費用を抑えたい方は、検討してみてください。
バンパーの小さな傷・凹みならDIY可能
バンパーはある程度の修理であれば、自分でDIYが可能です。
自分でDIYができれば費用をかなり抑えられます。
しかし、バンパー交換の場合、自分で作業できない可能性があります。
なぜなら、衝突被害軽減ブレーキや事故を軽減できるように安全サポート機能を搭載した自動車は、エーミング作業が必要だからです。
エーミング作業とは、バンパー交換によってずれたセンサーを正常値に調整する作業のことです。
エーミング作業を実施するには、特殊な工具と作業場が必要です。
知識や工具がないと作業ができないので、バンパー交換は専門家に依頼した方がいいでしょう。
カーテンダーが修理費用のご提案
バンパーの交換・修理を検討している方は、カーテンダーのAIを使用したネット見積もりサービスがおすすめです。
見積もり無料で、あなたに最適な修理工場をカーテンダーが紹介いたします。
※AI見積もりは、車両内部の故障個所までは判別できません。
※あくまで表面の傷の判断になりますので、ご了承ください。
見積もりの流れ
下記の手順で簡単に見積もりができます。
- ①お手持ちのスマートフォンで、「AI見積もり」にアクセスするだけ。車の写真さえあれば、PCからでも利用できます。
- ②画面の指示に従って情報を入力。査定画面では写真は1枚でOK!数秒で見積もり金額が算出されます。
- ③金額にご納得いただけましたら、その場で修理・買い取り依頼も可能です。
いつでもどこでも、手軽に見積もり可能です。
見積もりに必要な情報
見積もりの際にいくつか必要な情報があります。
- ・車の写真(正面、右前方、右後方、後側、左後方、左前方の内1枚からでOK)
- ・お車が保管されているエリア
- ・お車の情報入力(車検証または車検証QR※が写った写真)
※車検証QRとは、車検証の下中央から右にかけ複数個あるQRコード
※車検証が手元にない場合はメーカー、モデル、型式、グレード、初年度登録、ボディカラー、走行距離、シフト、駆動、カードサイズ以上の目立つ損傷(キズ、へこみ、割れ)かあるかどうかの情報が必要です。
上記の情報があればスムーズに見積もりできます。
もし、ご不明な点があればカーテンダーにお問い合わせください。
まとめ
最後にまとめです。
- ・5cm以内小さな傷は、交換ではなく修理、5cm以上大きな傷は交換した方が安くなる場合がある
- ・修理工場、カー用品店、ディーラーによって修理費用に差がある
- ・費用を抑えたいのであれば、中古パーツの使用を検討する
もし、バンパーを傷つけてしまっても慌てずに、どの選択がいいのかしっかり検討していきましょう。
もし迷ったら、1人で悩まずに専門家に相談するのがおすすめです。
カーテンダーでは創業25年以上の経験を活かして、お客様に最適な修理を提案いたします。
電話・フォームからお気軽にお問い合わせください。
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