車の修理はどこがおすすめ?修理先ごとの特徴・選ぶポイントを解説
「車が故障したけど修理はどこに頼めばいいの?」
「ディーラー以外での修理ってしっかりやってくれるの?」
「どこなら安く修理できるの?」
とお考えではないですか?
今回はこの問題を解決します。
まず、車の修理は以下の5つの場所で行うことができます。
・ディーラー
・整備工場
・大手カー用品店
・鈑金工場
・ガソリンスタンド
しかしそれぞれの修理先には、対応できる範囲や修理にかかる費用・期間に違いがあるので注意が必要です。
せっかくレッカーで車を持って行ったのに修理を断られたり、思ったより修理時間が長くて車がなかなか返って来ないなんてことも。
そこで今回は、各修理先のメリット・デメリットと業者の選ぶポイントについて解説します。
修理先を決めかねている方はぜひ参考にしてください。
もくじ
まずは購入店舗で保証が使えるか確認しよう!
車の修理先を決めるときは、まず購入店で保証が使えるか確認しましょう。
車の購入時に保証に入っていた場合、適用条件内であれば購入店が無償で修理を行ってくれます。
メーカー保証は大きく分けて、新車専用と中古車専用があり、それぞれ保証内容が異なります。
新車についているメーカー保証の内容は下記の2種類あり、それぞれに適用条件が設定されています。
新車のメーカー保証は3年・5年以内なら対象
【新車の場合】
保証の種類 | 適用条件 | 適用されるパーツ |
一般保証 | 購入から3年以内または走行距離6万km以内のどちらかの条件を満たしていれば適用される |
エアコン・ドアミラー・パワーウィンドウなどの電力で作動する部品 ※タイヤ・ブレーキパッド・エンジンオイルなど消耗品は対象外 |
特別保証 | 購入から5年以内または走行距離10万km以内のどちらかを満たしていれば適用される |
エンジン系・ブレーキ系・足回りなど「走行」「停止」「曲がる」に関わる部品 エアバック・シートベルトなど安全に関わる部品 |
※メーカーによって保証内容の詳細は異なる
一般保証は、「ナビがつかなくなった」「ミラーが電動で動かない」など、電力で作動する部品に不具合が生じた際に使用できます。
特別保証は、エンジン系・ブレーキ系の走行や操作にかかわる部品の故障やシートベルト・エアバックなど安全にかかわる部品に不具合が生じた際に使用できます。
中古車の保証は購入1年以内なら対象
では続いて中古車についている保証内容について見ていきます。
適用条件 |
購入から1年間対象の部品の修理や交換を無料で受けられる |
適用される部品 |
エンジン系・ブレーキ系などの走行に関わる部分からエアコン・ナビなどの電力で作動する部品まで幅広く保証 |
※メーカーによって保証内容の詳細は異なる
中古車の保証は、適用条件が新車よりも厳しくはなりますが、ナビやミラーなどの電力で作動する部品からエンジン系・ブレーキ系・エアバックなど、走行や安全にかかわる部品の修理・交換ができます。
ここで注意しておきたいのは、新車も中古車もエンジンオイル・タイヤ・ブレーキパッドなど経年劣化する部品や消耗品に関しては保証を使って修理・交換ができないということです。あくまでも、通常の走行で不具合が生じない所に不具合が生じた時に保証するという内容になっています。
ここまで保証内容を紹介しましたが、修理したい箇所が適用範囲外であれば、ディーラーで修理するとなると数万円から数十万円を自己負担しないといけないかもしれません。
なかには、保証が効かないのでディーラー以外での修理を考えている方もいることでしょう。
そこで次の項目では、各修理先の特徴を解説していきます。
5つの修理先の違いは?メリット・デメリットを解説
車の修理は5つの場所で行えると冒頭でお伝えしましたが、どんな違いがあるのでしょうか?
ズバリ、修理の対応範囲・費用が異なります。
下記は5つの業者を比較した表になります。
修理先 |
修理の対応範囲 |
費用 |
||
パーツ交換 |
内部の修理 |
鈑金塗装 |
||
ディーラー |
◎ |
◎ |
〇 |
高い |
整備工場 |
◎ |
〇 |
△ |
やや高い |
カー用品店 |
〇 |
△ |
〇 |
安い |
鈑金工場 |
〇 |
☓ |
◎ |
安い |
ガソリンスタンド |
〇 |
☓ |
△ |
安い |
車の外装パーツの鈑金塗装・交換は分解を伴わないので、簡易的な場合はどの業者に頼んでも可能です。
一方、エンジンの修理など、車の分解作業を伴う内部の修理をするには、地方運輸局から認定を受ける必要があります。
車のへこみや傷を直す鈑金塗装に関しては、浅い傷の場合はどの業者でも対応ができます。
しかし、整備工場が併設していないディーラーの場合は、鈑金工場に外注します。
金額は、使用するパーツが関係します。
ディーラーは修理の際に純正パーツや純正の塗料を使用します。そのため、費用が高くなる傾向があります。
対して、ディーラー以外ではリサイクルパーツやリビルドパーツでの修理ができるので、純正パーツよりも値段を抑えた修理ができます。
これらの特徴を踏まえて、各修理先のメリット・デメリットを紹介します。
サービス・修理の質が高いディーラー
ディーラーで修理する場合のメリット・デメリットはそれぞれ以下の3つが挙げられます。
メリット |
|
デメリット |
|
ディーラーの最大のメリットは修理やサービスの質が高いことです。
ディーラーは自動車メーカーの正規代理店として、車の販売・修理・メンテナンスを行っています。
そのため、修理はメーカーが定めた基準のもとで、純正パーツを用いて修理を行うので、修理後も安全性や耐久性の面で安心できます。
また、修理後に再度同じ場所に不具合が起こった場合でも、修理をやり直してくれる点も安心できます。
デメリットは、費用・時間がかかる点や対応できない車種がある点が挙げられます。
鈑金工場・ガソリンスタンドでは傷の大きさを数センチ単位に分けて値段を設定していますが、ディーラーでは数十センチ単位に分けて値段設定を行っています。
例えば、3cm×3cmの傷の場合、鈑金工場・ガソリンスタンドでは1-3cmの値段ですが、ディーラーでは10cm×10cm単位で値段なので、その範囲内であれば一律で料金がかかります。
加えて、ディーラーは提携している整備工場に修理を依頼することが多いので、手数料が上乗せされたり、日程や修理内容の調整を行った結果修理期間が長くなったりします。
また、ディーラーでは塗料やパーツは純正部品を使用するので、生産が終了している車種や年式が古い車は断られることがあります。
修理の対応範囲が広い整備工場
整備工場で修理する場合のメリット・デメリットはそれぞれ以下の3つが挙げられます。
メリット |
|
デメリット |
|
メリットは、対応範囲の広さ・技術の高さ・柔軟に修理の対応ができる点です。
整備工場は、設備が充実しており、鈑金塗装・交換から分解を伴う内部の修理まで幅広く対応できます。
また、整備工場は地方運輸局で定められた基準をクリアし認定を受けているので、技術力が高いと言えます。
加えて、リサイクルパーツでの修理にも対応でき、純正パーツよりも値段を抑えた修理も可能です。
デメリットは、修理に時間がかかることがある・車種が限定されることがある・アフターサービスを受けられないことがある点です。
整備工場は地方運輸局から認定・指定を受けていますが工場の規模・従業員の数はさまざまです。規模が小さい所では、パーツの在庫が少ないこともあり取り寄せないといけないこともあるので、修理に時間がかかってしまいます。
加えて、在籍しているスタッフの多くが整備士免許を持っていますが、技術力には差があるのも事実です。「整備工場なのに仕上がりに満足いかない」ということもあり得るでしょう。
また、先進技術を搭載した車種・ハイブリッド車・EV車は修理が難しいので、対応できないという所もあります。
修理先を探す時に評価を確認したり、見積もり時にパーツの在庫はあるのかをしっかりと確認しておくことをおすすめします。
軽めの修理を安く・早くできるカー用品店
カー用品店で修理する場合のメリット・デメリットはそれぞれ以下の3つが挙げられます。
メリット |
|
デメリット |
|
カー用品店のメリットは、費用の安さと修理の早さです。
安さの理由は、リサイクルパーツでの修理が可能だからです。
店舗でリサイクルパーツを扱っている所があり、希望すればリサイクルパーツで費用を抑えた修理ができます。
カー用品店の中には車の買取をしている所もあり、買い取った車から使えそうな部品をリビルト品として使用することがあります。
リサイクルパーツで修理をした場合は、パーツ1つにつき3〜5万円ほど安く抑えることが可能です。
加えて、前もって修理の日にちを決めるので、持込み後すぐに修理開始となり、数時間〜2日程度で修理が完了するところもあります。
また、カー用品店は洗車道具などカーケア商品の購入で訪れる機会もあり、整備工場・鈑金工場よりも相談しやすいことも挙げられます。
デメリットは、対応範囲の狭さ・店舗ごとでの技術のバラつき・対応できない車種がある点です。
基本は鈑金塗装・交換しか行っていないので、エンジンやブレーキに関わる部品など分解を伴う内部の修理は対応ができません。
また、全国展開をしている所であれば、自社店舗以外に街の鈑金工場と提携している所もあるので、場所によっては期待通りの仕上がりにならないことがあるでしょう。
加えて、あまり流通がない車種や年式が古い車などは車種に合う部品を取り扱ってない、構造の問題で修理が難しいなどで断られる可能性があります。
なるべく交換をしないで修理できる鈑金工場
鈑金工場で修理する場合のメリット・デメリットはそれぞれ以下の3つが挙げられます。
メリット |
|
デメリット |
|
鈑金工場のメリットは、金額の安さ・なるべくパーツ交換をせずに修理できる点です。
鈑金工場は、傷・ヘコミの大きさを数センチ単位に分けて料金を設定しているので、傷の大きさに合った適切な値段で修理ができます。値段に関しても他の修理先に比べて安く設定されています。
また、鈑金塗装をメインとしているので、ディーラーで交換を勧められても、鈑金塗装で対応してもらえます。もし交換になっても、リサイクルパーツでの修理なども対応ができ、パーツ1つで考えると、おおよそ3-5万円ほど安くできます。
デメリットは、工場によって受けられる修理サービスにバラつきが出る点・工場の規模によっては修理の時間が多くかかってしまう点です。
鈑金塗装は非常に細かい作業が多く、技術力が必要です。鈑金は専用の器具を使って、限りなく元の形状に近づける必要があり、塗装であれば色ムラが出ないように塗料の調合や塗る技術が必要になります。場合によっては、ディーラーでの修理と比べて、仕上がりは物足りない可能性があります。
また、整備工場によっては2.3人ほどの小規模で経営している所もあるので、作業スピードやパーツの在庫に限りがあり、大した修理でなくても1カ月ほどかかったりすることも覚えておきましょう。
気軽に修理の相談ができるガソリンスタンド
ガソリンスタンドで修理する場合のメリット・デメリットはそれぞれ以下が挙げられます。
メリット |
|
デメリット |
|
ガソリンスタンドのメリットは、金額の安さ・修理の速さ・気軽に修理の相談ができる点です。
鈑金工場と同様に傷の大きさを数センチ単位に分けて料金が設定されており、値段も安いと言えるでしょう。
また、クイック鈑金といった早さを売りにした修理を行っているところもあり、最短即日で修理が完了することもあります。
さらに、他の修理先に比べて利用する機会が多いので、ガソリンを入れるついでに修理の相談をすることもできます。
デメリットは、対応範囲の狭さ・店舗ごとでサービスにバラつきがある点です。
大手では、鈑金工場などと同じような修理を受けられることもありますが、多くは軽い鈑金塗装しか行っていません。高級車や車体の色が特殊だからという理由で断られたり、そもそも修理自体行っていない所もあります。
鈑金工場やカー用品店に比べても仕上がりが納得いかないこともあります。
こんな時はどこに依頼すれば?おすすめの選び方を解説!
各修理先で修理するメリット・デメリットを知ったところで、次に修理先を選ぶポイントを解説していきます。どこにするか決められないという方は参考にしてください。
車の修理に安心感を求める人はディーラーがおすすめ
先述の通り、ディーラーはメーカーの正規代理店のため、メーカーが定める基準に沿って修理が行われます。そのため、修理の質や仕上がり具合にはかなり期待ができます。
部品の交換であれば純正パーツを使用し、鈑金塗装であればメーカーが厳選した整備工場で修理が行われます。
また、最新の技術を用いて修理するので、新しいモデルの車種やEV車を利用している方はディーラーでの修理がおすすめです。
事故車など大きめの損傷を安く修理するなら整備工場がおすすめ
整備工場は地方運輸局から認証・指定を受けているため、鈑金塗装・交換から内部の修理まで幅広く対応ができます。
状況に応じて修理に柔軟に対応ができ、費用を抑えた修理をしたい場合はリサイクルパーツの使用も可能です。
また、ディーラーは修理の時は整備工場に外注し、手数料が発生することがありますが、整備工場に直接依頼すれば手数料が発生せずに済みます。
そのため、大きめの損傷を安く修理したい方は整備工場をおすすめします。
なるべく交換をせず安く修理するなら鈑金工場がおすすめ
鈑金工場は、鈑金塗装での修理を得意としているので、ディーラーでは交換が推奨された場合でも、なるべく交換しないように柔軟に対応してくれます。
また、パーツを交換しないといけない場合でも、リサイクルパーツの使用をお願いすれば、代わりとなる部品で対応してくれます。
整備工場は、ノウハウを生かした様々な手法で修理に対応しており、希望を伝えれば費用を安く抑えた修理もできるので、大きめの損傷を安く修理したい方は整備工場をおすすめします。
料金が明確な所で修理するならカー用品店・ガソリンスタンドがおすすめ
前もって料金を把握しておきたい方は修理するならカー用品店・ガソリンスタンドがおすすめです。
ディーラー・整備工場・鈑金工場は車の状態を見てから見積もり金額が分かります。また、修理の最中に新たに修理箇所が見つかったら追加で費用が上乗せされることも。
一方でカー用品店・ガソリンスタンドは修理内容ごとにメニュー料金があり、「修理が終わってから見積もり金額より高くなった」という心配がなく安心できます。
加えて、メニュー料金もリーズナブルな値段で設定されているので、軽めの修理で費用を安く抑えたい場合にもおすすめです。
車の修理費用には任意保険が使える
高額な修理費用をどう捻出しようか迷っている方も多いかと思いますが、車の修理費用は任意保険によって補うことができるパターンがあります。
車両事故の場合には、相手の物や所有物に対する保険「対物賠償責任保険」や自分の車を修理できる「車両保険」の2つの内、どちらかもしくは両方を使えます。
ただし、車両保険を使った場合には自動車保険の等級が下がります。
等級がダウンしたことで、翌年の保険料がアップするリスクが考えられます。
また、車両保険は修理箇所や損傷状況によって等級の下がり幅が異なります。
相手がいる事故で自分が全く悪くない事故(無過失事故)の場合、仮に自分の保険を使用しても翌年の等級は下がりません。
具体的には以下の表を参考にしてください。
3等級ダウン事故 |
対物賠償責任保険、対人賠償責任保険、車両新価特約、車両保険 |
1等級ダウン事故 |
当て逃げ損害、窓ガラス損壊、落書き |
等級ダウン無し事故 |
無過失事故、代車費用特約、弁護士費用特約 |
車両保険を使用する場合には「自己負担金額」の有無を確認しましょう。
自己負担金額とは、事故が発生して車両保険を使う場合、持ち出し金として保険会社もしくは修理業者に支払う金額のことです。
自己負担金額は保険契約者によって設定が様々です。
よく多い設定ケースは「0-10万円」または「5万円-10万円」の付帯パターンです。
仮に自己負担金額が「5-10万円」の付帯ケースの場合、車両保険を使うと5万円は持ち出し金額が必要になります。
車両保険を使う場合、修理費用の全ての金額が支払われる訳ではなく、自己負担額の支払いが発生することを覚えておきましょう。
自己負担額の付帯は「0-10万円」の場合、1回目の事故で車両保険を使用しても負担する金額はありません。
1年に2回車両保険を使う場合には、10万円の自己負担金額が必要になります。
見積もり時に確認すべきポイントをチェック
代車を借りることができるか確認
普段、移動手段として車をよく利用する方にとっては、修理で車を預けている間は移動の手段がなくなるので不便と感じるでしょう。
修理の間も車を使わないといけない場合は、修理先で代車を借りられるか下記の表にまとめたので確認しておきましょう。
修理先 |
貸出 |
ディーラー |
〇 基本的には借りられる |
カー用品店 |
△ 店舗によって異なる |
整備工場 |
△ 工場によって異なる |
鈑金工場 |
△ 工場によって異なる |
ガソリンスタンド |
△ 店舗によって異なる |
前もって代車を借りたいという旨を伝えていれば、基本的に無料で借りられます。
しかし、急に借りたいと伝えた場合や代車を貸し出してない所で借りるとなると、レンタカーを代用することがあるので、1日約5,000円~10,000円レンタカー代を請求されることも。
前もって代車を借りる旨・費用はかかるのかなど、気になることは前もって確認しておきましょう。
また、車両保険に入っている場合は、代車特約を使用すると代車費用を代わりに負担してもらえたり、無料でレンタカーを手配してくれます。
ここで注意しておきたいのは、代車特約は2週間~1カ月の制限があることです。
代車費用を代わりに負担してもらう場合もレンタカーを手配してもらう場合も最大日数以上は対応してもらえないことを覚えておきましょう。
1か月以上代車を借りる予定の方は、保険は計画的に使用しましょう。
状況が複雑な場合は保険を使えるか前もって確認
まとまった資金の準備が難しいなどの理由で、保険での支払いを検討する方もいるでしょう。
保険での支払いは、多くの場合問題なく対応してもらえますが、状況によっては断られることもあります。
特に、支払い時期が不明確な場合は注意しましょう。
例えば、「事故の相手との示談交渉が長引いている」などの理由で、修理完了までに保険金が下りない場合が挙げられます。
修理業者としては、費用を回収できないという事態を避けるために、車の引き渡し時に修理費を全額回収するという前提で修理を行っています。
もし、保険金が下りる時期が不明な場合は、修理業者に前もって、保険金がいつ下りるのかをしっかりと伝えれば、支払い時期に猶予を持たせてくれる可能性が高くなります。
認証工場・指定工場かどうかを確認
車を修理する業者の中には、「認証工場」「指定工場」の2種類が存在しています。
それぞれの特徴は下記の通りです。
項目 |
特徴 |
認証工場 |
地方運輸局から認証を受け、車の分解作業ができる |
指定工場 |
地方運輸局から指定を受け、車の分解作業ができるほか、車検など自動車の検査も行える |
上記の2つは地方運輸局から認証を受けており、車の分解作業を伴う内部の修理ができます。また、指定工場は車の修理のほかにも車検を行えます。
どちらかの認証を受けている場合は、公的機関から正式に認められた工場なので、信頼ができるでしょう。
もし車のエンジン・ブレーキなど内部の故障を修理したい時は、認証を受けている工場か確認しておきましょう。
修理費用の相場はどのくらい?
ここでは、修理費の相場について代表的なパーツごとに分けて紹介します。
車の状態やどこで修理するかによって修理費は変化します。
詳しい修理費に関しては、見積もり時に確認しましょう。
金額や修理の日程に関してもっと詳しく知りたい方は、「【必見】車の修理費用の目安と安くなるコツを徹底解説!」で詳しく解説しているので、そちらをご覧ください。
パーツ名 | 費用 |
整備工場 |
約2~4万円 車種によっては30万円以上になる |
テールランプ |
約7~12万円 (基本は交換) |
ボンネット |
国産車:約8~12万円 国外車:約18~25万円 (基本は交換) |
バンパー |
国産車:約6~12万円 国外車:15~25万円 (基本は交換) |
フェンダー |
国産車:約6~10万円 国外車:約9~15万円 (基本は交換) |
ドア |
交換 国産車:約8~13万円 国外車:約18~26万円 板金塗装 国産車:約2~6万円 国外車:約4~10万円 |
バックドア |
交換:約15万円 鈑金塗装:約6万円 |
※車の状態や修理先によって異なります
まとめ
最後に各修理先の特徴をおさらいしておきましょう。
車の修理は以下の4つで行えて、それぞれに特徴があります。
修理先 |
特徴 |
ディーラー |
メーカーの正規代理店なので質の高い修理が受けられる |
整備工場 |
車の修理に関するノウハウが豊富なので、柔軟に修理に対応ができる |
カー用品店 |
軽度な修理であれば費用を抑えて早く修理ができる |
鈑金工場 |
なるべくパーツ交換なしで修理できる |
ガソリンスタンド |
軽度な修理であれば、他の修理先に比べて気軽に相談ができる |
これだけでは決められないという方は、以下のポイントも参考にしてください。
・車の修理に安心感を求める人はディーラーがおすすめ
・事故車など大きめの損傷を安く修理するなら整備工場がおすすめ
・なるべく交換をせず安く修理するなら鈑金工場がおすすめ
・軽度の修理を費用を抑えて早くしたい方はカー用品店・ガソリンスタンドがおすすめ
車の修理をどこに依頼するかは、車の状態や修理において何を重視するかで変わってきます。
納得した形で車の修理を行えるように、どこに依頼するかしっかりと考えて選ぶようにしましょう。
当サイト【カーテンダー】は事故車買取実績No.1の株式会社タウが運営しています。
事故車に関する豊富なノウハウを生かし、車の状態やお客様の要望などを踏まえて、最適な修理のご案内が可能です。
また、リサイクルパーツでの修理にも対応しており、新品部品での修理よりも費用を抑えて修理が可能なので、安く修理をしたいという方にもおすすめです。
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