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エアバッグの修理費用はいくら?作動時の対処法や修理する際の注意点を解説!

エアバッグの修理費用はいくら?作動時の対処法や修理する際の注意点を解説!

車が事故で衝撃を受けるとエアバッグが作動します。

エアバッグが作動してしまうと、廃車にしなければならないと思っている方が多いと思いますが、修理できる場合もあります。

しかし、「修理費用はどのくらい必要」「廃車の方がいいのでは」「どこに相談すればいいの」と悩みを抱えている方も多いでしょう。

そこで今回は、エアバッグが作動した時の対処法や修理費用、注意点について詳しく解説します。

エアバッグが作動してしまった場合は、ぜひ参考にして見て下さい。

エアバッグの特徴と仕組み

そもそもエアバッグとは、どのような装置でどんな仕組みになっているのでしょうか。まずは、エアバッグの特徴や仕組みについて解説します。

エアバッグとは

現代の国産車で一般的に装備されているエアバッグは、「SRSエアバッグ」と呼ばれるエアバッグです。

SRSは「Supplemental Restraint System(補助制約システム)」の頭文字を取っており、乗員の安全を強化する補助装置、またはシートベルトを補完する役割を果たします。SRSエアバッグは今やほとんどの自動車に基本的な安全機能として搭載されていますが、実際に作動する経験をした方はそれほど多くないでしょう。

エアバッグの仕組み

SRSエアバッグは、高度なセンサーテクノロジーを用いて、時速20〜30km以上での正面衝突やそれに準じる衝撃、または車両の前方左右約30度以内での強い衝撃を瞬時に検知します。

エアバッグは衝撃を感知すると即座に膨張して乗員を保護し、その膨張は非常に速くほぼ同時に収縮するため視界を妨げることはありません。

エアバッグは一度作動したら使い切りの装置であり、再使用は不可能なため、作動後には必ず新しいエアバッグに変えます。

注意するべき点として、エアバッグが必ずしも全ての事故で作動するわけではありません

たとえば、車の一部分だけが衝撃を受けた場合や、横からの衝撃ではセンサーが反応しないことがあります。

また、車体にそれほど大きな衝撃がないと感じられる状況でも、車両の下部が感知する衝撃によって作動する可能性があります。

エアバッグの搭載は義務?

エアバッグが一般的に普及したのは1990年代以降であり、それ以前に製造された車に乗っている人々は、エアバッグを装着する必要があるかもしれないと疑問に思う方もいるでしょう。

日本の法律によれば、シートベルトの使用は義務付けられていますが、SRSエアバッグにはそのような法的義務は設けていません。

これが意味するのは、エアバッグを取り外して修理を行った場合や、社外パーツに交換したいと考えた場合でも、法的には問題ないということです。

ただし、エアバッグを取り外した状態で車を運転すると、「警告灯」が点灯し、「道路運送車両の保安基準」に適合しなくなるため、車検が通らなくなります。

つまり、元から装備されていたエアバッグを取り外したり、事故で作動してしまった場合には、車検に合格することは出来ません。

エアバッグを取り外す行為は、車検の問題だけでなく、安全性においても深刻なリスクを招く可能性があります。

エアバッグが装備されていない状態での運転は、重大な事故が発生した際のリスクを著しく高めるでしょう。

エアバッグが作動した時の対処法

エアバッグは衝突だけでなく、ちょっとした揺れや衝撃で作動する場合もあります。たとえば、縁石への乗り上げなどでも起こることがあります。

このような状況では一見、車が正常に動くように見える場合でも、自分で判断して走行を続けるのは避けるべきです。

エアバッグは高度な技術で作られており、衝撃を瞬時に感知し、すぐに開く仕組みになっています。

エアバッグに詳しくない人が状態を確認しても、内部の損傷やその他の問題を見逃してしまうでしょう。

車が外見上無傷であっても、エアバッグの作動によって隠れたダメージが発生している場合があります。

作動した場合は、速やかに安全な場所に車を停め、保険会社や修理業者、必要に応じて警察に連絡しましょう。

エアバッグの修理代(10万円〜)

修理費用にはさまざまな要因が影響するため、一概に費用を見積もることは難しいです。

たとえば、車が事故で大破していないが、エアバッグのみ作動していた場合、修理代は一般的には10万円から30万円程度です。

ただし、これは最低限の価格であり、車種や損傷範囲によっては費用はさらに膨らむ可能性があります。

特に高級車や特殊モデルの車では、80万円から100万円にも上ることもあります。

アメリカやドイツ製の車や高級車、特殊モデルの車には、サイドエアバッグやカーテンエアバッグのようなエアバッグが装備されています。

サイドエアバッグは乗員の胸部を保護する役割を果たし、カーテンエアバッグは乗員の頭や胸を衝撃から守るために設置されています。

エアバッグの数が増えると、修理に必要な費用も高くなる傾向にあります。

少しでも費用を抑えて修理をする場合は、事前に複数の見積もりを取得して比較することが重要です。

エアバッグの修理代が高い3つの理由

ここでは、エアバッグの修理代が高い理由を3つ解説します。

仕組みが複雑

1つの理由として、エアバッグの仕組みの複雑さが挙げられます。

エアバッグは、高度な技術を用いて作られているため、仕組みが非常に複雑です。

エアバッグは、乗員の生命を守るために極端に短い時間で展開する必要があります。

これを実現するためには、特定の火薬を使用して急速にガスを発生させ、エアバッグを瞬時に膨らませることが必要です。

このような高度な技術と素材を用いたエアバッグのシステムは、その修理やメンテナンスに際しても高い技術と特別部品が必要とされ、結果として、修理費用も高額になるのは避けられません。

この高度な技術は、エアバッグだけでなくシートベルトにも適用されています。シートベルトもまた、火薬を用いて瞬時に反応するよう設計されています。

このような技術が含まれているため、修理に要する部品や労力、そして技術の高さが反映され、修理費用が高くなるのです。

部品の量が多い

2つ目の理由として、エアバッグの部品量の多さが挙げられます。

エアバッグは、たくさんの部品で構成されているため、部品修理や交換するためには費用が掛かることは言うまでもありません。

部品には、エアバッグが作動して破裂したハンドルや配線、シートベルト、さらにはエアバッグを管理するコンピューターシステム、そしてエアバッグ作動を感知するクラッシュセンサーなどがあります。

これらの部品は全て、エアバッグが効果的に作動し、運転手や乗員を保護するために必要不可欠です。

そのため、一つ一つの部品が重要な役割を果たしており、全てを修理または交換することで、費用は高くなります。

エアバッグ以外の修理

3つ目の理由として、エアバッグ以外の修理も必要なのが挙げられます。

エアバッグが作動しているということは、車全体にも重大なダメージが生じているケースが多いです。

大きな衝撃を受けた場合、エアバッグだけに留まらず、車体、エンジン、サスペンションなど、多くの他の部品も破損しているケースが多く見られます。

このような状況では、エアバッグの修理や交換だけで済むわけではありません。

エアバッグ以外のダメージを受けた部品も修理や交換が必要となり、修理費用は高くなります。

エアバッグを修理する際に注意するべき2つのポイント

エアバッグを修理する際は 以下の2点を注意する必要があります。

  • ・一度修理をすると事故扱いになる
  • ・保険を使うと次年度の保険料が上がる

それぞれのポイントについて詳しく解説します。

一度修理をすると事故車扱いになる

エアバッグを修理すると、事故車扱いになり、売却する際は買取価格が大幅に下がる可能性があります。

一般的に事故車扱いになると車の価値が3〜4割程度下がると言われています。

外見上は修理によって完璧に近い状態に戻っていたとしても、修復歴がある車という事実はなくならず、低い価格で取引される可能性が高くなります。

今後の売却予定がある場合は、エアバッグの修理と売却時の価値を考慮し、修理か廃車かを選択をすることが賢明でしょう。

保険を使うと次年度の保険料が上がる

修理に保険を使ってしまうと、次年度の保険料が上がってしまいます。

各自動車保険のウェブサイトでは、現在の保険料と等級、事故の種類に基づいて、次年度の保険料の変動をシミュレーションできます。

エアバッグの事故は、保険等級が3等級下がることもあるため、保険料の増加は避けられないでしょう。

また、保険で気をつけるべき点として、経済的全損の問題があります。

経済的全損とは、修理が可能であるものの、費用が車の時価よりも高額になる状況を指します。

このような場合、保険で得られる賠償額は車の時価を上限とするため、全ての修理費がカバーされるわけではありません。

特に、車の年式が古かったり走行距離が長い場合は、経済的全損になるリスクが高くなりやすいことを覚えておきましょう。

廃車にする人が多い?

ここまで、エアバッグの修理費用や注意するべきポイントについて解説しました。

先述の通り、エアバッグが作動した車を修理する費用は、高額になる場合があるため、多くの方が廃車という選択を考えるのは当然の流れかもしれません。

修理に必要な費用が車の時価額を超えると「全損」となり、多くの人は金銭的リスクを避けるために、廃車にする方向を選びます。

さらに、修理費用だけでなく、保険の等級ダウンや保険料の増加も大きな懸念材料です。

一度事故を起こすと、保険の割引率が減少し、更なる経済的負担となります。

つまり、エアバッグが作動した事故車を修理するか廃車にするかの選択は、車の時価額と修理費用のバランスが大きく影響します。

高額な修理費に見合わない車の価値、保険料の上昇、さらには車への愛着度など、多角的に判断することが求められます。

事故が起きた際には、まず修理の見積もりと車の時価を比較し、全損のリスクを評価することが重要です。

その上で、修理するか廃車にするかの最終判断を下すべきでしょう。

車の修理や買取はカーテンダーにお任せ

「カーテンダー」は、損害車買取実績ナンバーワンの株式会社タウが運営する修理と買取サービスです。

長い歴史と専門的なノウハウを有しており、月間250台以上の修理実績と多くの満足度の高い評価があります。

スタッフは、ただ修理を行うだけでなく、車の状態に合わせて最適な修理プランを提案します。

もちろん、エアバッグやタイヤのパンク修理、さらには事故によってボディが大破したようなケースまで、確実かつ効率的に対応します。

さらに、修理を希望しない場合や、故障した車を買い取ってほしいという要望にも柔軟に対応しています。

カーテンダーは廃車の再販や再利用ルートも有しているため、お客様にとって最も価値のある選択を可能にします。

修理だけでなく買取サービスも提供しているため「修理するべきか、それとも買い取ってもらうべきか」という悩みにも最適な答えを出してくれるのが『カーテンダー』です。

まとめ

今回は、エアバッグが作動した時の対処法や修理費用、注意点について解説しました。

エアバッグの修理費用は10万円以上と非常に高額です。

多くの人にとって、高額出費は容易に払えるものではありません。

エアバッグが作動した後、修理費用に頭を悩ませる前に、車を売却するという選択肢も考えられます。

ただし、エアバッグが作動した車は一般的な買取市場で高額評価を受けることは少ないです。

特に、ディーラーによっては「この車は乗れない状態であり、廃車しかない」と判断され、更に廃車費用を求められるケースもあるでしょう。

カーテンダーでは、修理だけでなく、買取に関する多角的な解決策を提供できるため、エアバッグが作動した車でもしっかりと査定を行い、適切な買取価格を提示してくれます。

エアバッグの高額な修理費用に困っている場合、一度カーテンダーに相談してみましょう。

カーテンダーでは創業25年以上の経験を活かして、お客様に最適な修理を提案いたします。
電話・フォームからお気軽にお問い合わせください。

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