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サイドミラーが破損・故障したらどうする?修理費用や修理方法を解説

サイドミラーが破損・故障したらどうする?修理費用や修理方法を解説

車の「サイドミラー」は、ボディ左右に飛び出ているパーツのため、運転ミスなどで破損しやすいです。「道路脇の小枝で擦ってしまいミラーに傷が付いてしまった」「塀にぶつけてしまいミラーが折れてしまった」「電動ミラーが急に動かなくなってしまった」など、お困りの方もいらっしゃるのではないでしょうか?

サイドミラーの破損を修理する場合、「傷が付いた」「割れた」「動作しない」など症状のタイプによって修理方法や修理費用が変わってきます。

当記事では、

・緊急時の応急処置方法
・故障タイプ別の修理費用の目安
・自分で直せるか
・サイドミラーの修理を依頼できる業者

等について解説します。愛車のサイドミラーが破損してしまい、どのように修理すべきか悩んでいる方は、ぜひご参考にしてください。

緊急時の応急処置方法

サイドミラーが故障し電動で動かなくなってしまった場合でも、適切な処置をすることで動作が復活することがあります。ここでは、緊急時における応急処置方法やその後の対応について解説します。

応急処置方法

サイドミラーを閉じたまま走行するのは危険ですので、動作しない場合は下記のような応急処置を試し、ミラーを開閉させましょう。

処置方法作業詳細
エンジンをかけ直すまずはエンジンを一度きり、かけ直す。内部の接触不良が原因の場合、エンジン再起動でミラーの動作が回復することがある。
隙間に詰まった異物を取り除くサイドミラーの隙間に破片、ゴミ、砂などの異物が詰まっている場合、異物を取り除くことで動作が復活することがある。

針や爪楊枝などの細いもので隙間の異物を取り除き、水で洗い流す。仕上げに「潤滑剤」をスプレーすると動きがより滑らかになる。
手動で開閉する上記方法で解決できない場合は、手を使ってミラーを動かす。安全のためにサイドミラーの開閉スイッチを切った上で行う。強い力をかけるとミラーが外れたり破損することがあるため、丁寧にゆっくりと開閉する。

注意点:
電動ミラーを手動で開閉すると、稀に内部で損傷が起こる恐れがある。その点を理解の上、あくまで最終手段として考えておく。

故障したまま乗り続けてもよい?

道路交通法第62条では「交通の危険を生じさせ、又は他人に迷惑を及ぼすおそれがある車両等を運転させ、又は運転してはならない。」と定められています。違反した場合は、3か月以下の懲役もしくは10万円以下の罰金が課される可能性があります。

ここで焦点となるのは「交通の危険を生じさせ、又は他人に迷惑を及ぼすおそれがあるか」の部分です。たとえばサイドミラーが割れていたり、折れていたりすれば、左右の確認ができず、破片などが飛び散ることもあります。交通の危険を生じさせる可能性がありますので、その状態で乗り続けると処罰の対象となりえます。

一方、ミラーのカバーにかすり傷が付いた程度であれば、直接それが交通の危険を生じさせる可能性は低いため、交通違反とはならないことが多いです。

【故障タイプ別】修理費用・修理期間の目安

サイドミラーの故障は、以下の5つのタイプに分類できます。

・カバー表面に傷が付いた
・カバーが破損
・鏡が割れた
・動作しない
・ミラーが折れた、ダメージが大きい

それぞれのタイプで修理費用や修理時間が異なりますので、以降で詳細を解説します。

カバー表面に傷が付いた

小枝で擦るなどして生じたカバー表面の軽いかすり傷であれば、表面を磨く簡単な作業で消せることが多いです。

表面の修復を業者に依頼した場合の費用は、2,000~4,000円程度です。また、カー用品店やホームセンターで市販されているコンパウンド(1,000円程度)を購入し、自分でDIY修理することも可能です(詳細後述)。

カバーが破損

カバーに亀裂や割れが発生している場合、もしくは傷が深い場合は、カバー交換が必要になります。

外側を覆っているカバーを取り替えるだけですので、作業自体はシンプルです。カバー交換を業者に依頼した場合の費用は、8,000~1万円程度です。

鏡が割れた

飛び石などで、サイドミラーの鏡(ミラー)部分のみ割れた場合は、鏡交換が必要になります。

鏡本体の価格はさほど高くないため、損傷個所が鏡部分のみであり、他にダメージが及んでいないのであれば修理費用は安めです。鏡交換を業者に依頼した場合の費用は、1,500~3,000円程度です。

動作しない

ぶつけた衝撃などで、ミラー内部の電子回路に支障をきたすと、電動ミラーが正しく開閉しなくなったり、動作を一切受け付けないことがあります。

電子回路でトラブルが生じている場合は、内部ユニットの交換が必要となるケースが多いです。ユニット交換を業者に依頼した場合の費用は、1万~3万円程度です。

ミラーが折れた、ダメージが大きい

強い衝撃が加わりミラーが折れたり、大きく変形している状態の場合、カバー・内部ユニット・モーター等のすべて含めた、ミラー「全体」の交換が必要になることがあります。

また車種によっては部分的な故障であっても、個別にパーツが供給されておらず、ミラー全体の交換となることがあります。ミラー全体の交換を業者に依頼した場合の費用は、4万~5万円程度です(ただし高級車や輸入車などの場合は高額になることがあります)。

修理期間

タイプ別の修理費用と修理期間の目安を以下の表にまとめます。

タイプ修理費用目安修理期間目安
カバーに傷が付いた2,000~4,000円半日
カバーが破損8,000円~1万円即日(在庫がある場合)
鏡が割れた1,500~3,000円即日(在庫がある場合)
動作しない1万~3万円即日(在庫がある場合)
ミラーが折れた、ダメージが大きい4万~5万円即日~2日(在庫がある場合)

なお、カバー・鏡・ユニット・ミラー全体を交換する場合は、交換用のパーツが必要になります。店頭に在庫パーツがあればすぐに交換できますが、無い場合は新たに注文することになるため、届くまでの期間(数日程度)も含めて修理期間を考える必要があります。

サイドミラーの故障は自分で直せる?

症状によってはサイドミラーの修理を業者に依頼せず自分で行うこともできますが、注意しなければならないこともあります。ここではサイドミラーの修理を、素人が自分で行えるかについて解説します。

「交換」は難しい

ユニット交換やミラー全体の交換など、修理ではなく「交換」をする場合、作業をする上で専門知識や道具などが必要になります。

特にミラー全体の交換となると、内張りを剥がしたり、配線を外すなどの作業も発生することがあり、経験の無い方がこうした作業を行うのは現実的に難しいです。交換用のパーツも自分で探し調達しなければならないため、交換の場合はお金はかかってもプロの修理業者に任せたほうが確実です。

傷であればDIY修復可能

カバー表面の軽いかすり傷であれば、市販の「コンパウンド」を使いDIY修復することが可能です。

コンパウンドとは、傷を目立たなくするための研磨剤であり、比較的浅い傷(塗装表面のクリア層までの傷)を目立たなくすることができます。コンパウンドはカー用品店やホームセンターで1,000円程度で購入できます。

作業も簡単で、コンパウンドをカバー表面に塗り、コンパウンド用のスポンジで磨いていくだけです(製品によってやり方が異なる場合があるため、取扱説明書の説明も併せてご確認ください)。

コンパウンドを利用するときの注意点は、作業のやり方や損傷の状態によっては、塗装にダメージを与えてしまうことがあります。また、その損傷にコンパウンド補修が適しているのか見定める必要もあるため、不安な場合は下手にDIY修理を進めるよりも、最初からプロの業者に任せたほうが無難です。

サイドミラーの修理を依頼できる業者

サイドミラーの修理の依頼先として、主に以下3つの業者が挙げられます。

・ディーラー
・整備工場
・カー用品店

以降ではそれぞれの業者の特徴を解説します。

ディーラー

「ディーラー」には、メーカーが定める厳しい水準を満たすスタッフが在籍し、充実した設備の下、確実な修理をして貰えるため、安心して修理を任せることができます。

ただし、人件費や設備費の関係で、修理料金はやや高めに設定されてます。また、ディーラーの修理作業では、価格の高い「純正品」を用いることが多いため、こちらも修理料金を増加させる要素となります。

整備工場

「整備工場」は、メーカー問わずさまざまな車種のサイドミラー修理に対応できます。

修理に用いるパーツも、純正品・社外品・リビルト品・中古品などさまざまな品から柔軟に選ぶことができ、修理料金もディーラーより一段安いことが多いです。ディーラー顔負けの技術力をもつ整備工場もありますが、良くも悪くも整備の質がピンキリのため、よく工場を吟味する必要があります。

カー用品店

「カー用品店」では、店頭に汎用品パーツが揃っているため、汎用品で行える修理であれば、取り寄せ不要で直ぐに対応して貰えることがメリットです。

後付けのサイドミラーカバーや保護フィルムなど、サイドミラー関連アイテムも多々販売されているため、修理だけでなくドレスアップやカスタムも行うことができます。ただし、カー用品店はディーラーや整備工場に比べるとスタッフの技術や設備が乏しいことがあるため、質を重視する方には不向きです。


車両保険は使ったほうがよい?

任意保険の「車両保険」に加入している方であれば、サイドミラーの損傷を車両保険を使い直すこともできます。しかしサイドミラーの修理と車両保険は相性が悪い面もあり、使用する場合は等級ダウンの影響も踏まえ、よく検討した上で決めることが大切です。

車両保険を使うと等級が下がる

車両保険を使うと等級がダウンし、次年度以降の保険料が高くなってしまいます。等級ダウンには、「1等級ダウン」と「3等級ダウン」の2つがあり、事故の内容により決定します。

サイドミラーの破損原因として多いのは「すれ違いの際に他の車にぶつけた」「塀にぶつけた」などですが、こういった事故の場合は「他人の車との衝突事故」や「単独事故」に分類されるため、3等級ダウンとして扱われます。

仮に3等級ダウンとなると、次年度以降の保険料にどのような影響があるのでしょう。

ソニー損保のシミュレーションで計算すると、たとえば 現在の保険料が3万円、現在の等級が12等級の人の次年度の保険料は2万9,000円となります。この場合で、サイドミラーを保険で修理し「3等級ダウン」となると、次年度の保険料は4万9,000円となり、2万円ほど値上がりすることになります。

また、向こう6年間の保険料で計算すると、車両保険を使わなかった場合は6年間で16万7,000円となりますが、「3等級ダウン」となった場合は23万4,000円となり、67,000円もの差額が発生することになります。

保険は使わないほうがよいことも

サイドミラーの修理はさほど高額な出費とならないことが多く、ミラー全体を丸々交換することになっても、一般的な乗用車であれば高くともせいぜい5万円程度です。

そのため、等級ダウンにより保険料が上がるリスクを考えると、保険を使わず実費で修理したほうが、5年6年と長い目でみると安上りになることがあります。

一方で、大きな事故に遭い、サイドミラーだけなくドアや運転席周りも損傷している場合は、修理費用が高額になることが予想されますので、車両保険の使用も検討したほうがよいでしょう。


サイドミラーが壊れていると車検に通る?

サイドミラーが損傷していたり正しく装着されていないと「保管基準」を満たせず、車検に落ちることがあります。サイドミラーを含むバックミラーの保安基準は「道路運送車両の保安基準 第44条」により定められています。

具体的には、以下の基準を満たす必要があります。

・走行中に振動が生じてもその機能が損なわれないように装着されている
・運転席から左右の外側線上後方50メートルまでが見える
・簡単に方向の調節ができ、一定方向を保持できる
・歩行者と接触した場合、衝突の衝撃が緩和できる構造である
・鏡面に著しいひび割れ、ひずみ、曇りが無い

たとえば「ミラーが折れている」「今にも取れそう」「鏡面が割れている」といった状態ですと、保安基準を満たせず、車検に落ちてしまいます。一方で、接触不良により電動ミラーが動作しないだけで、ミラー自体はしっかりと固定はされているのであれば、保安基準を満たしていると判断され、車検に通ることが多いです。

修理費用を安く抑えるには?

サイドミラーの修理費用を安く抑える方法として、以下3つが挙げられます。

・メーカー保証を使う
・リビルト品や中古品を使う
・相見積もりを取り安い業者を探す

以降ではそれぞれの詳細を解説します。

メーカー保証を使う

新車で購入した車であれば「メーカー保証」が付いているため、保証期間内であれば故障個所の修理を無料で受けられます。メーカー保証には「一般保証」と「特別保証」の2タイプがありますが、サイドミラーの故障は一般保証に該当します。一般保証の保証期間は「新車から3年間または6万km走行時点のいずれか」となり、この期間内であればサイドミラーを無料で修理して貰えます。

リビルト品や中古品を使う

「リビルト品」とは、使用済みパーツを分解・洗浄して、消耗品や不良箇所を交換し、新品に近い状態に回復させたパーツのことです。品質的には新品とさほど変わらず、それでいて価格が新品の6割程度であるためコストパフォーマンスに優れます。

「中古品」はリビルト品よりもさらに価格は安くなりますが、リビルト品のように回復処置は行っておらず使用済みの状態であるため、品質面ではリビルト品に劣ります。

整備工場であれば、こうしたリビルト品や中古品なども含め、修理に使用するパーツを柔軟に選ぶことができます。

相見積もりを取り安い業者を探す

まったく同じ修理作業でも、業者によって修理料金に大きな差がつくことがあります。そのため、見積もりを取ったり、WEBサイトに公開されている修理料金を確認するなどして、料金をよく比較しておくことが大切です。

注意点として「修理」の見積もりは、車買取の見積もりとは異なり、有料となることが多いです。ただし中には無料で見積もりをしてくれる業者もあり、私たち『カーテンダー』でも修理の見積もりサービスを無料で提供しております。

また、カーテンダーのAI見積もりなら、費用がどれくらいかかるのか、その場で出すことが可能です。スマートフォンやタブレットを使って、AI見積もりにアクセスして、車種・年式・色・撮影した写真を送信することで見積もりを提示ができます。見積もり結果が提示されるまでにかかる時間は10分程度なので、すぐに修理費用が知りたい方はぜひご利用ください。

まとめ

サイドミラーの修理は、故障のタイプによって修理方法や修理費用が異なります。カバーにできた軽いかすり傷であれば、コンパウンドを使い自分でDIY修復することもできますが、内部ユニットやミラー全体の「交換」が必要になる場合は、素人が対応するのは難しいです。

また、大きな衝撃が加わった場合などには、ドアミラーだけでなくその周辺も含め損傷の状態を正確に把握しておく必要もありますので、大事を取る場合、プロの目でよく状態を確認して貰った方がよいでしょう。

私たち『カーテンダー』では、サイドミラー修理に関するさまざまなご相談も承っております。簡単なお悩みから費用に関してのお悩みまで幅広く受け付けておりますので、不安点や疑問点などがある方は、ぜひお気軽にお問い合わせ下さい。

カーテンダーでは創業25年以上の経験を活かして、お客様に最適な修理を提案いたします。
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