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フロントガラスが飛び石で割れた!修理費用は?自分で修理可能?

フロントガラスが飛び石で割れた!修理費用は?自分で修理可能?

フロントガラスは車の前面に位置するため、走行中などにダメージを受けやすいパーツです。

「飛び石があたりフロントガラスがひび割れた」「いつの間にかフロントガラスに傷が付いてた」など、お困りの方もいらっしゃるのではないでしょうか?フロントガラスの場合、傷のサイズや損傷した位置によって、修理するか交換するかで対処が分かれます。

当記事では、

・フロントガラスが傷ついた際の応急処置
・修理か交換か?判断するポイント
・自分でDIY修理する方法
・フロントガラスの傷を車両保険で直す場合

等について解説します。愛車のフロントガラスがダメージを負い、どのように修理すべきか迷っている方は、ぜひご参考ください。

フロントガラスが傷ついたらどうする?

走行中にフロントガラスが破損してしまった場合、どのように対処すればよいのでしょう。ここではフロントガラスが傷ついた際に、まず先に行うべきことについて解説します。

車を止めて状況を確認

走行中にフロントガラスが傷ついてしまった場合、近くの駐車場や路肩など安全な場所に車を止め、損傷の状況を確認します。フロントガラス周囲を確認し、どの程度の損傷が起きているかを目を凝らして確認しましょう。

ガラス表面に軽く傷がついた程度であれば、そのまま走行して問題ないこともあります。ただし走行の振動で傷が広がったり崩れ落ちたりすることもありますので、走行を続ける場合は、その点を十分理解した上で細心の注意を払い運転するようにして下さい。

一方、大きな傷やひび割れが入っていたり、前が見えないような状態の場合は重症です。そのまま走行するのは危険ですので、JAFなどのロードサービスを呼び修理工場へ運ぶ必要があります。

応急処置方法

カー用品店やホームセンターなどに、車ガラス用の「応急処置シール」が販売されています。絆創膏のように応急処置シールを損傷個所に貼るだけで、傷口からホコリや雨水が侵入することを防げます。

傷口からホコリや雨水が侵入するとガラスの修復が難しくなることがありますので、修理に出すまでに日数が空く場合などには、応急処置シールを貼っておきフロントガラスを保護してあげて下さい。

傷が小さくとも放置はNG

傷が小さくとも、そのまま走行し続けると、走行時に発生する振動や風圧により傷が広がっていくことがあります。特に「深い傷」「貫通している傷」「ガラスの端にできた傷」などは、サイズが小さくとも広がりやすいです。

最初は小さかった傷が広がりフロントガラス交換に発展するケースもありますので放置はNGであり、早めに修理業者に見てもらうかリペアキットで修復するのが望ましいです。

道路交通法違反や車検不合格になることも

フロントガラスが大きく損傷した状態で公道を走ると、整備不良車両の運転の禁止(道路交通法第62条)に抵触し、摘発されれば、3カ月以下の懲役または5万円以下の罰金が科されます。

特に視界を妨げるほどの大きなひび割れの場合、摘発される可能性が高まりますので要注意です。車検においても同様で、フロントガラスが損傷していると保安基準を満たしていないと判断され、車検不合格になることがあります。なお車検の審査基準は検査官の判断次第で変わるため、見た目は小さな傷でも、担当する検査官が危険と判断すれば落とされることもあります。

修理か交換か?判断するポイント

損傷したフロントガラスの処置は、表面を「修理」すればよいケースと、フロントガラスそのものの「交換」が必要なケースとで分かれます。修理か交換かを判断する上でのポイントとして、以下の3つがあげられます。

・500円玉よりサイズが大きいか
・傷の位置
・視野の妨げになるか

以降ではそれぞれの詳細を解説します。

500円玉よりサイズが大きいか

傷のサイズが500円玉より小さい場合は、表面の修理のみで解決できる場合があります。こうした小さな傷はリペアキットを使って自分で修復することも可能です(詳細は後述)。一方、傷のサイズが500円玉よりも大きい場合は、周囲にもダメージが加わっている可能性があるため、修理ではなく交換となる事が多いです。

傷の位置

以下のような位置にできた傷は、小さい傷でも広がりやすいため、修理ではなく交換となる事が多いです。

・フロントガラスの端(上部や左右の端から10~20cm以内が目安)
・デフロスター近く(デフロスターとはフロントガラス下部付近に設置された曇りを除去するための装置)
・自動ブレーキなどのセンサー近く

などが挙げられます。

視野の妨げになるか

運転中の視界に入り、運転の妨げになっているような損傷の場合(運転席近くの傷など)、修理ではなく交換となることが多いです。こうした損傷はしっかりと回復させておかないと、車検に落ちる原因ともなります。

自分でDIY修理する方法

ここでは、フロントガラスの傷を自分で修復する場合の基礎知識や手順を解説します。

自分でできる?

軽度な傷であれば、カー用品店やホームセンターなどで市販されている「リペアキット」を使い、自分でDIY修理できます。リペアキットは1,000~3,000円程度で販売されており、一般的に以下のような道具が含まれています。

リペアキットの中身:
・注射器
・補修液
・台座
・両面テープ
・布
・ピンセット
・マスキングテープ
などが挙げられます。

DIYの注意点を解説します。素人による修復の場合、失敗して傷が広がってしまったり、十分に修復できておらず後々傷が広がる恐れもあります。完璧を求めるのであればプロ業者に依頼するのが確実です。また、修理ではなくガラスそのものの交換をする場合は、経験のない素人が行うのは難しいので、プロの業者に依頼しましょう。

フロントガラスの構造

フロントガラスは2枚のガラスの間に樹脂膜を挟んだ3重構造となっており、間の樹脂膜が衝撃を吸収する役割を担っています。いわゆる「合わせガラス」と呼ばれる作りです。修復する場合は「補修液」を注入し、合わせガラスに適した方法で回復させる必要があります。

修理手順

フロントガラスをDIY修理する場合の手順を以下の表にまとめます。

手順作業内容
1表面を拭く乾いた布で傷付近のホコリや汚れを拭き取る。水分が残っていると補修液の密着の妨げになるので、濡れた布は使わない。
2汚れを取り除くピンセットや綿棒で傷付近の汚れを取り除く。力を入れ過ぎると傷が広がることがあるため慎重に行う。
3マスキングテープを貼る補修液が垂れ流れないように、傷付近をマスキングテープを使って養生する。
4台座を設置リペアキットに同封されている「台座」をガラスに貼り付ける。
5補修液を注入リペアキットに同封されている「注射器」に「補修液」を入れる。注射器を台座の注入部分にセットし、ゆっくりと注入する。
6加圧・減圧する注射器の押し棒を押し引きし、減圧・加圧を繰り返す。
7保護フィルムを貼る注入が完了したら台座を取り外し、リペアキットに同封されている「保護フィルム」を貼る。その状態で1時間程度乾燥させる。
8仕上げ乾燥したら保護フィルムを外す。補修液などがはみ出てしまった場合、カミソリ等で軽く削り落とす。

※使用するリペアキットによって手順が若干異なることがありますので、リペアキットの取扱説明書も併せて確認の上、作業を進めてください。

業者に依頼した場合の費用相場

ここでは、プロの業者に修理を依頼した場合における、費用相場や修理時間などについて解説します。

修理を依頼できる業者

フロントガラスの修理を依頼できる業者には「ディーラー」と「ガラス専門工場」の2つがあります。

業者メリットデメリット
ディーラー・メーカーの看板を背負っているため確実な仕上がりで返却してくれる
・代車などのサービスも手厚い
・中間マージンや人件費などの関係で料金が高め
・小さな傷であっても交換を勧められやすい
ガラス専門工場・料金が安め・店舗を探すのに手間がかかる
・店舗により作業の質がまちまち

なおディーラーに修理交換を依頼した場合でも、多くの場合はディーラーからガラス専門工場へ作業が委託され、中間マージンが上乗せされる形となることが多いです。お近くにガラス専門工場がある場合は、最初からディーラーではなくガラス専門工場の方へ依頼した方が安上りに済むことがあります。

費用相場・作業時間

業者に依頼した場合の、費用相場と作業時間の目安は以下のようになります。

作業内容費用相場作業時間
修理2万~3万円30分~1時間
交換7万~15万円(種類によって幅がある)3~4時間+パーツ取り寄せの期間

交換をする場合は、基本的にフロントガラス本体の取り寄せをすることになりますので、注文から届くまでに数日待つ必要があります。

ガラスの種類によって変動

フロントガラスを交換する場合、ガラスの種類によっても料金が変動します。

・純正品、高性能断熱ガラス:10万円~
・社外品、国産品:8万円~
・海外品、中古品、リビルト品:7万円~

上記はあくまで目安であり、ガラスサイズの大きい車種、高級車や輸入車の場合はさらに高額になることもあります。

電子装備があると費用に加算

近年の車には、地デジチューナー、ETCのアンテナ、ドライブレコーダーなど、様々な付属品がフロントガラスに装着されているため、付属品の取り外しに別途費用が発生することがあります。

また、ASV(先進安全技術自動車)に分類される車両の場合、衝突被害軽減ブレーキや車間距離調整のためのセンサーがフロントガラス付近にも設置されており、各センサーの再調整を行う「エーミング作業」が発生することがあります。

この場合でも、エーミング作業費用が別途上乗せされることがあります。なお、エーミング作業には専門の知識をもつスタッフや専用機材が必要になるため、そもそも対応できない業者もあります。


フロントガラスの傷を車両保険で直す場合

フロントガラスの修理に車両保険を使うこともできますが、注意したい点もあります。ここでは、車両保険を使う前に覚えておきたいことや、保険を使うことでの影響について解説します。

補償範囲を確認

車両保険には補償範囲の広い「一般型」と、補償範囲を狭め料金を安くした「エコノミー型」の2タイプがあります。まずはご自身がどちらのタイプに加入しており、どのような事故が補償対象となっているかを確認してみてください。

参考として、フロントガラスの破損原因として多い「飛び石(飛来中または落下中の他物との衝突」「雹(ひょう)」「いたずら」などは、一般型とエコノミー型どちらであっても補償対象としている保険会社が多いです。一方で「単独事故」「当て逃げ」「動物との接触」などで生じた損傷は、エコノミー型では補償対象外となり車両保険が使えないことがありますので注意しましょう。

等級ダウンの影響

車両保険を使用すると「等級」がダウンし、次年度以降の保険料が高くなるリスクがあります。等級ダウンには「1等級ダウン」と「3等級ダウン」があります。たとえば飛び石(飛来中または落下中の他物との衝突)による損傷で車両保険を使うと1等級ダウンとなり、単独事故などでは3等級ダウンとなります。

事故のタイプ等級への影響
水害、水没、飛来中または落下中の他物との衝突など1等級ダウン
他車との衝突、単独事故など3等級ダウン

保険会社や現在の等級によっては、1等級ダウンでも保険料がだいぶ上がってしまうことがあります。次年度以降どの程度保険料が変わってくるかを、5年6年と長い期間でシミュレーションした上で、車両保険を使うか使わないかを検討することが大切です。


フロントガラスを傷付けないための予防対策

フロントガラスの損傷原因として特に多いのは、走行中の「飛び石」です。道路を走行している以上、飛び石を完全に防ぐことはできませんが、以下のような対策を行うことで、飛び石との衝突確率やダメージ量を減らすことができます。

・車間距離を十分に取る
・走行速度を抑える
・トラックや大型車両の後ろを走らない
・タイヤのゴムが柔らかいスポーツカー、タイヤの溝の幅が大きい4WD車の後ろを走らない
などが挙げられます。

特に高速道路などを走る場合には、高い走行速度により飛び石の威力も増しますので、用心してドライブをすることが大切です。また、フロントガラスは急激な「温度変化」にも弱いです。

たとえば真冬に凍ったフロントガラスを溶かそうとお湯を掛けたりするとひび割れることがありますので、解氷スプレーを使うなど、温度変化を伴わない方法で対処することが大切です。

ガラスの割れや事故ならカーテンダーにお任せ!

『カーテンダー』は、損害車買取実績ナンバーワンの株式会社タウが手掛ける修理買取サービスです。長年損害車を専門に扱ってきたノウハウを基に、最適な修理方法を提案し、熟練のスタッフの手による確実な修理を行わせていただきます。

今回紹介したようなフロントガラスの修理や交換も承っており、たくさんのお客様からご好評を頂いております。また、カーテンダーでは、修理だけでなく「損害車の買取サービス」も行っています。フロントガラス一面が破損し、前方が見えないような状態の車両でも買取可能であり、さらには大きな事故によりボンネットが大破したような車両であっても問題なく買取できます。

カーテンダーでは損害車を再利用できるルートを持っているため、こうしたお客様にとってもお得になるサービスを提供することができます。

まとめ

今回解説したように、フロントガラスの傷が軽度であれば、自分でDIY修理することも可能です。しかしリペアキットを使い補修液を注入するDIY作業は、慣れていないと上手くいかず、状況が悪化してしまうことも多いです。

また、フロントガラスが実際にどれだけのダメージを受けているかを素人が正確に判断することは難しいため、最適な対処法を把握するには、やはりプロの目で見て貰うのが確実です。カーテンダーでは、その道のプロが修理や買取に関するさまざまなご相談を承っております。お悩みや疑問点がありましたらぜひお気軽にお問い合わせください。

カーテンダーでは創業25年以上の経験を活かして、お客様に最適な修理を提案いたします。
電話・フォームからお気軽にお問い合わせください。

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