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ドアパンチの修理代は?修理費用を格安にする2つの裏ワザも解説

ドアパンチの修理代は?修理費用を格安にする2つの裏ワザも解説

車に乗り降りするときに開けたドアを隣の車にぶつけた、あるいはぶつけられた経験をした方もいるでしょう。

これらはドアパンチとも言われており、ドアにできた傷や凹みは、実際の走行には影響がない場合でも、その外見の悪さに車のオーナーは落胆するものです。実際、凹みの修理費は一律の価格が存在せず、多くの人々はその費用について不安を抱えることもあります。

そこで今回は、ドアパンチでできた傷や凹みの修理代や修理費用を安くする裏技について解説します。車両保険についても触れているため、ぜひ参考にしていただければと思います。

【ケース別】ドアパンチの修理代

ドアパンチの修理代は、傷や凹みの大きさや箇所、種類によって大きく異なります。ここでは、ドアパンチでできた傷や凹みの修理代について3つのパターンで詳しく解説します。

修理別費用と修理期間

修理費用修理期間
小さい凹み(エクボ)の場合3万円〜10万円1日〜1週間程度
塗装が剥がれたの場合4万円〜15万円3日〜数週間日程度
ドア交換の場合10万円〜30万円1週間〜数週間

小さい凹み(エクボ)の場合は3万円~10万円

車のドアは内部部品や配線のため、非常にデリケートな構造を持っています。そのため、わずかな衝撃でも容易に傷つきやすいのです。

小さな凹みや表面の軽い傷ならば、自分でのタッチペンや塗装スプレーの使用で対処できることもありますが、大きな凹みや深い傷が生じていると、内部配線や部品にもダメージが及んでいるかもしれません。

このような損傷を放置すると、将来的な事故原因となる恐れもあるため、プロの修理業者に依頼するといいでしょう。

車の修理に関する費用は、およそ3万円から10万円の間で、修理に要する日数は約1日から1週間程度となります。

ただし、これらは凹みの深さや傷の大きさによって変動しますので、具体的な費用や期間を知りたい場合は、直接修理業者に相談するのが最良です。

塗装が剥がれた場合は4万~15万円

車の塗装は非常に複雑で、コートという塗装の層があり、塗装のコート数は塗装の回数を示しています。たとえば、2コートパールや2コートメタリックでは、基本の色を塗り、その上にクリアを重ねることで2回の塗装を施すことから、2コートと呼ばれます。

しかし、3コートパールはさらに手間がかかり、まず基本の色を塗るところから始め、次にカラーベースに混ぜたパールの色を塗り、最後にクリアを塗るという3段階の工程を経るため、3コートと称されます。そして、3コートパールのような複雑な塗装は、材料や工程の多さから、1回の塗装や2コートのものよりも費用が高くなります。

実際、塗装が剥がれてしまった場合の修理には、塗装の種類や手間によって4万円から15万円の費用がかかることが想定されます。特に、3コートパールのように隣接するパネルにボカシペイントなどの特別な技法が要求される場合、さらに費用が増加する可能性があります。

期間に関しては、簡単なもので3日程度、複雑な塗装になると数週間かかる場合もあります。

ドアの交換が必要な場合は10万~30万円

車のドアが大きく歪んだり、凹みや傷の箇所が多数発生した場合、修理のみで対応するのは難しくなることがあります。そのような場合は、ドアそのものを交換した方が費用も安く、期間を要さないこともあります。

特に、修理費用がドアの交換費用を上回る場合や、板金修理の適用が難しい場合は、新しいドアへの交換が勧められることがあります。ドアの交換費用は、一般的には10万〜30万円程度です。具体的には、国産車の場合は大体10万円から、外車では30万円からの費用がかかることが多いです。

ただし、中古部品を利用することで、この費用はさらに抑えることができます。また、複数の業者からの見積もりを取ることで、最も適切な費用や対応策を見つけ出せる可能性が高まります。ドアの交換作業は通常1週間以上の時間を要することが多く、特に外車の場合は、海外から取り寄せる必要もあるため、計画的に依頼しましょう。

ドアパンチの修理を安くする2つの裏ワザ

ドアパンチによる傷や凹みの修理に関して、多くの方が「思っていたよりも修理費用が高い」「修理費用を払う余裕なんてない」と感じることが多いです。この高額な修理費用の背景には、板金修理に必要となる設備や道具、材料のコストが関係しています。

しかし、ほとんどの方は傷や凹み修理費用をできるだけ安くしたいと考えるでしょう。ここでは、ドアパンチの修理を安くする2つの裏技をご紹介します。

  • ・ディーラーではなく板金業者に依頼する
  • ・凹み・傷の箇所が少ないならデントリペア業者に依頼する


これらの裏技を活用することで、修理費用を抑えることが期待できます。それぞれ詳しくみていきましょう。

ディーラーではなく板金業者に依頼する

修理代を安くする鍵となるのが、工賃の部分です。多くの板金業者の料金設定は、工賃(自動車標準作業点数に基づく料金とレバレート)や部品代、材料代などから成り立っています。

特に、レバレート(作業時間1時間あたりの基本工賃)は業者ごとに大きな差があります。たとえば、ディーラーや都心店舗は、人件費や設備投資のコストが高いため、レバレートが高めに設定されていることが一般的です。10時間の修理作業で、レバレートが6,000円の業者と1万円の業者を比較すると、その差は4,000円にも及ぶことがあります。

つまり、修理費用を抑えるためには、低いレバレートを提供する信頼性のある業者を見つけることが求められます。とりわけ、地域に根ざした小規模な板金業者や長年板金のみを専門とする業者は、一般的にレバレート低く設定されています。

もちろん、最高品質の修理を求める場合はディーラーが最適ですが、予算を重視する場合は上記のような業者の利用を検討すると良いでしょう。

凹み・傷の箇所が少ないならデントリペア業者に依頼する

ドアパンチによってできた凹みや傷は、大きさや位置によって修理方法や費用が大きく変わることがあります。

特に小さな凹みや傷は、鈑金塗装での修理を選ぶと時間もコストもかかってしまう場合が多いです。そこで、特に凹みや傷の範囲が限定されている場合におすすめなのが「デントリペア」です。

デントリペアは、凹みを裏側から特殊な工具を用いて押し出し、元の状態に戻す修理方法です。この方法の最大のメリットは、再塗装の必要がないため、修理期間が短縮され、費用も大幅に抑えられる点にあります。小さな凹みや傷で、元の塗装をそのまま保ちたいと考える方にとって、デントリペアは最適な選択肢と言えるでしょう。

【注意】放置していると錆びになるリスクがある

小さな凹みや傷を見逃して、そのまま放置することはよくありますが、このような凹みや傷でも大きな危険が潜んでいます。水分や汚れが蓄積しやすいという特徴があり、長期間たまることで車のボディが錆びてしまう可能性があります。一度錆びが発生すると、塗装下から広がり続け、放置している間に大きなダメージへと進行してしまいます。

そして、錆びが進行すると、修理費用も増え、小さな凹みや傷から大規模な修理を要する事態へと変わる可能性があるのです。さらに、自分で修理を試みるDIYも注意する点があります。

初心者による修理は、凹みや傷の状態を悪化させ、結果的にプロによる修理作業が必要となり、さらに多くの費用がかかる原因となります。錆びの発生を防ぎ、長期的なコストを抑えるためにも、少しでも早くプロの手による適切な修理を受けることが大切です。

車両保険は一般型の場合のみ利用できる

ドアパンチの被害を受けた際、加害者を特定するのは難しいことが多いです。

もし、加害者がわかっていれば、損害賠償を請求するのが一般的ですが、そのような状況が難しい場合、車両保険の利用を考えるでしょう。しかし、車両保険は、一般型の場合のみ利用できます。車両保険は、一般型とエコノミー型の2種類に分けられており、適用される範囲が異なります。

事故・災害の内容一般エコノミー
車やバイクとの事故 (相手が判明している場合)
自転車との衝突・接触×
電柱・建物などとの衝突や接触(単独事故)×
当て逃げ×
転覆・墜落×
火災・爆発・台風・洪水・高潮など
盗難・いたずら・落書き
窓ガラスの損害・飛び石による損害
地震(津波や地震起因の火災含む)・噴火××

ドアパンチは「当て逃げ」として扱われますので、一般型の車両保険の場合、補償の対象となります。

しかし、エコノミー型の車両保険では、事故の相手が特定されない場合は補償の対象となりません。エコノミー型の保険は保険料が一般型に比べて安価ですが、補償内容が限定的です。ドアパンチなどの被害を考慮する場合、一般型の車両保険が適切と言えるでしょう。

さらに、ドアパンチにより車両保険を使用すると、翌年の等級が3等級下がるため、長期的に見ると保険料が高くなり、損をしてしまうことが考えられます。

特に修理コストが数万円から10万円程度であれば、保険を使用せずに自費での修理を選択する方がお得になる場合も少なくありません。保険を活用するべきか迷ったときは、保険会社に相談し、車両保険を使用した場合の具体的な保険料の目安を確認するといいでしょう。

また、自分の過失がない事故においても、保険の等級が下がらないような特約「車両無過失事故に関する特約」が存在しますが、この特約を利用するためには、事故を起こした相手の車両、運転者、または所有者の情報が必要となります。

前述で記載したとおりドアパンチの場合は、大半のケースで加害者を特定することは難しく、そのためこの特約を利用するのは困難です。したがって、ドアパンチの被害に遭った場合に車両保険を使用すると、保険の等級が3等級下がることを念頭に置いておきましょう。

ドアパンチの傷・凹みをDIYする方法

ドアパンチの傷や凹みを自分で修理できるのか、気になる方もいるでしょう。カー用品店やホームセンター、ネット通販などで傷や凹みを修理する道具がたくさん販売されており、それらを活用して簡単に直すこともできます。

たとえば、白い傷の場合、実際には塗装が剥がれているわけではなく、他の物体との軽度な摩擦や接触によって生じたものであることが多いです。これらの傷は、コンパウンドという研磨材を使うことで、手軽に修理ができます。

傷に直接コンパウンドを塗布し、クロスで円を描くように磨けば、多くの場合、傷は目立たなくなります。一方、車のボディにできた軽度な凹みは、DIYで修理する方法がいくつか存在します。熱湯を使って凹みを温め、その後冷やすことで元の形に戻すという方法や、吸盤を使用して凹み部分をゆっくりと引き上げる方法が知られています。

デントリペアツールを使用することでも、プロ並みの修理が期待できることもあります。しかし、これらのDIYでの修理方法には一定のリスクがあります。特に未経験者が取り組む場合、凹みがさらに複雑になることや、予想以上のダメージを追加してしまう可能性が考えられます。

そして、その結果として後に専門業者に修理を依頼する際に、余計な費用が発生するリスクもあります。車の修理、特に凹みや傷の修理は、見た目以上に繊細な作業を要します。もし自分での修理に自信がない場合、無理をせずにプロの修理業者に相談することをおすすめします。

まとめ

修理別費用と修理期間

修理費用修理期間
 小さい凹み(エクボ)の場合3万〜10万円1日〜1週間程度
塗装が剥がれたの場合4万〜15万円3日〜数週間日程度
ドアの交換の場合10万〜30万円1週間〜数週間

今回は、ドアパンチでできた傷や凹みの修理代や修理費用を安くする裏技について解説しました。ドアパンチによる修理費用は思った以上に高額になることもあります。

修理せずそのまま長期間放置すると傷が錆びになり、その修理費用も高額になる可能性が考えられます。そうならないためにも、なるべく早く複数の板金業者から見積もりを取り、自分に合った条件の良い業者に修理依頼をしましょう。

カーテンダーでは創業25年以上の経験を活かして、お客様に最適な修理を提案いたします。
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