ボンネットの交換費用が一目でわかる！業者選びや安くするコツも紹介

【業者別】ボンネットの交換・修理費用

ボンネットは車のエンジンが収納された部分を覆うカバーで自動車の重要部品の1つです。

そのため、ボンネットが損傷してしまった場合は早めの修理が必要ですが、どこに修理を依頼すればいいか分からない方も多いはず。
そこで、修理を依頼できる工場をご紹介します。

修理依頼のできる工場は以下の3つです。

• ・修理工場
• ・カー用品店
• ・ディーラー

それぞれの交換・修理を依頼した場合の費用の相場は以下になります。

	修理	交換
修理工場	2～5万円	6～10万円以上
カー用品店	3～6万円	6～10万円以上
ディーラー	4～8万円	6～10万円以上

上記はあくまで目安です。
実際に交換・修理する場合の費用は、損傷範囲や状況によってかわるので、よく相談しましょう。

では、それぞれの業者別に詳しく説明していきます。

修理工場なら2万円～

まずは修理工場です。

作業工賃が安い傾向があるため、比較的安価に修理をしてくれる所が多いです。

また、地域に根付いた信頼できるサービスを提供してくれる可能性が高く、個人で経営している工場であれば時間や費用の融通も利きやすいのが特徴です。

【ボンネット修理】

費用：2～5万円

5cm以内の小さな傷、凹みであれば、2万円程度で修理してくれる工場もあります。

20cm以内の傷、凹みであれば、5万円位が相場です。

【ボンネット交換】

費用：6～10万円以上

20cm以上の大きな傷、凹みは修理より交換の方が費用を抑えられる場合があるので、無理に修理するのではなく、相談して判断しましょう。

注意点として、

• ・工場によって工賃、修理・交換費用にばらつきがでてしまう
• ・土日が休みであることが多い

という点が挙げられます。

カー用品店から3万円～

2つ目は、イエローハットやオートバックス等のカー用品店です。

カー用品店でもボンネットの交換・修理が可能です。
どこにでもあり、行きやすいのがポイントです。

大きな損傷でなければ、短時間で修理が可能な場合もあります。

【ボンネット修理】

費用：3～6万円

5cm以内の小さな傷、凹みであれば3〜4万円程度で修理できます。

20cm以内の傷、凹みであれば、6万円位が相場です。

【ボンネット交換】

費用：6～10万円以上

20cm以上の傷、凹みは修理より交換の方が費用を抑えられる場合があります。
見積もりの際は、修理と交換どちらが良いか相談しましょう。

注意点として挙げられるのは、

• ・一部店舗は、板金工場が併設されていない為、外注依頼になる場合がある
• ・大きな板金修理の場合、店舗によっては対応していない場合がある

のという点があげられます。

ディーラーなら4万円～

3つ目は、ディーラーです。

ディーラーは、1つのメーカーに特化しているため、メーカーの定めた基準通りに修理をしてくれますし、パーツ交換の際はメーカーの純正部品を使用してくれます。

知識も豊富で信頼できるため、金額を気にせず、安心して修理を依頼したい方は、ディーラーに相談してみると良いでしょう。

【ボンネット修理】

費用：4～8万円

5cm以内の小さな傷、凹みであれば4〜5万円位で修理可能です。

20cm以内の傷、凹みの場合は8万円以内位が相場ですが、車種や塗装費によっては交換の方が費用を抑えられる場合があります。

【ボンネット交換】

費用：6～10万円以上

ディーラーで修理依頼する場合、20cm前後の傷、凹みは交換の方が安価に済む可能性があります。
見積もりの際には、修理と交換どちらが良いか相談しましょう。

注意点としては、

・板金修理の場合、外注依頼が多く、その分費用が高額になる傾向がある

・外注依頼が多いため、納期が遅くなる傾向がある

という点が挙げられます。

ボンネットの交換・修理費用が高くなる2つのパターン

ここまで、ボンネットの交換・修理の費用の相場を紹介しました。

次に修理費用が高くなってしまう原因を紹介します。
修理費用が高くなってしまうパターンは以下2つです。

• ・車体が大きい
• ・塗料が高い

順番に説明していきます。

車体が大きい

まず、車体が大きかったり、セダンタイプやワゴンタイプといった、ボンネット部分が長い車種は、パーツが大きいので高額になりやすいです。

パーツが大きいと塗装面積も広くなるため、パーツの金額のほかにも「塗装代」が高額になります。
ボンネットが長い車種は、塗装費込みで10万円前後が相場です。

反対に、軽自動車等でボンネット部分が短い車種は、塗装費込みで5万円前後が相場になります。

ボンネットが長い車種と短い車種で、価格の差が5万円以上になるので、とても大きな差です。

塗料が高い

続いて、使用している塗料の種類によっても費用が変わるため注意が必要です。

主な塗料の種類と費用感は以下の3つです。

塗料の種類	特徴
ソリッド	単色で費用は3種類の中で1番安い。
メタリック	ソリッドの中に金属片が入っており、光にあてると光沢がでる。ソリッドより高額。
パール	マイカと呼ばれる鉱物が含まれていて高級感のある光沢がでる。塗装費が1番高額。

車種によってはオプションカラーが設定されていて、その車種専用の特殊な配合をしている塗料があります。

オプションカラーは原料の種類が多い、塗装の工程が多い、製造数が少ない、といった理由から高額になります。

費用を抑える2つの方法

板金修理は高額になりやすいので、なるべく費用を抑えたいと思う方も多いと思います。

ボンネット交換の費用の内訳は「パーツ代」「塗装代」「工賃」の3つ。
これらを安くすることで、全体の費用を抑えられます。

費用を抑える方法は以下の2つです。

• ・中古ボンネットを探す
• ・自分で交換する

順番に説明していきます。

中古のボンネットを探す

ボンネットの交換費用の内訳で高額なのは、「パーツ代」「塗装代」です。

この2つの費用を抑えられれば、かなり安く済ませることができます。

そのため、費用を抑えたいのであれば、安価な中古のボンネットを使用することをおすすめします。
基本的に塗装済みなのでそのまま使用できます。

中古部品を取り扱っている業者を探して、修理を依頼しましょう。

自分でインターネットや中古パーツ業者からパーツを購入して持ち込めば、さらに費用を抑えられます。

ただし、注意点があります。

ディーラーは中古パーツを取り扱っていない可能性があるので、修理を依頼する前によく確認しましょう。
個人経営の修理工場でも部品の持ち込みができない可能性がありますので、事前に確認が必要です。

また、中古のボンネットは、リノベートせずにそのまま使われることが多いです。
塗装が色あせていたり、くすんでいたりする可能性がありますので、仕上がりに満足できない場合があります。

中古パーツは安価ですが、見た目もキレイに直したいのであれば中古パーツではなく新品での交換をおすすめします。

自分で交換する

自分でボンネットを交換することで、プロにお願いしたときに発生する「工賃」を節約できます。

ボンネットは4本のボルトで固定されているため、取り外す部品自体はとても少ないです。
しかし、カーボン製のボンネットの場合5～6kg、純正のボンネットは20kg近くの重量になることもあるため、1人で作業するのは危険です。
業者に依頼せず自分で交換する際は、ボンネットを支えてくれる人を確保するために、最低でも2人で作業することをおすすめします。

また、ボンネットの位置をしっかり調整しないと、ボンネットが閉まらなくなります。
そのため、ある程度知識を持った方でないと作業が難しいかもしれません。

もし自信のない方は無理をせず、プロに依頼しましょう。

損傷を放っておくと、走行に支障が出る可能性がある

ボンネットの交換・修理の費用は高額なため、なかなか工場に修理依頼しづらい方もいらっしゃると思います。

しかし、ボンネットの傷や歪みを放置すると、エンジンや電装品のトラブルを招いてしまい、結果的に走行に支障が出る恐れがあります。

ボンネットの下には、エンジンや電装品などの重要部品がたくさんあります。

ボンネットは重要部品を守る役割もあるのです。

もし、ボンネットの傷が腐食してしまうと最終的に穴が開いてしまい、雨水が侵入してしまう可能性があります。ボンネットの歪みを放置することも同様の結果を招きます。

ボンネットが損傷した際は、早めに専門家に相談した方がいいでしょう。

ボンネットを交換しても修復歴はつかない

ボンネットを交換すると「修復歴がつくのではないか」「査定に響くのではないか」といった疑問を持つ方もいらっしゃると思います。

結論からいうと、ボンネットを交換しただけでは、修復歴はつきません。

修復歴がつく条件は、フレーム(骨格)部分を修理したかどうかが基準になります。

ボンネット付近には下記4つのフレームが使用されています。

• ・クロスメンバー
• ・サイドメンバー
• ・ピラー
• ・インサイドパネル

これらが損傷していなければ、ボンネット自体を交換しても修復歴はつきません。

ボンネットだけでなく、フレームまで損傷が及んでいて修理が必要な場合は修復歴がついてしまうので注意してください。

カーテンダーが交換・修理費用のアドバイス

ボンネットの交換・修理を検討している方は、カーテンダーのAIを使用したネット見積もりサービスがおすすめです。

見積もり無料で、あなたに最適な修理工場をカーテンダーが紹介いたします。

※AI見積もりは、内部の故障個所までは判別できません。
あくまで表面の傷の判断になりますので、ご了承ください。

見積もりの流れ

下記の手順で簡単に見積もりができます。

1. ①お手持ちのスマートフォンで、「AI見積もり」にアクセスするだけ。車の写真さえあれば、PCからでも利用できます。
2. ②画面の指示に従って情報を入力。査定画面では、写真は1枚でOK！数秒で見積もり金額が算出されます。
3. ③金額にご納得いただけましたら、その場で修理・買い取り依頼も可能です。

いつでもどこでも、手軽に見積もり可能です。

見積もりに必要な情報

見積もりの際に、いくつか必要な情報があります。

• ・車の写真（正面、右前方、右後方、後側、左後方、左前方の内1枚からでＯＫ）
• ・お車が保管されているエリア
• ・お車の情報入力（車検証または車検証QR※が写った写真）

※車検証QRとは、車検証の下中央から右にかけ複数個あるQRコード

※車検証が手元にない場合はメーカー、モデル、型式、グレード、初年度登録、ボディカラー、走行距離、シフト（AT・MT）、駆動、カードサイズ以上の目立つ損傷（キズ、へこみ、割れ）かあるかどうかの情報が必要です。

上記の情報があればスムーズに見積もりできます。

もし、ご不明な点があればカーテンダーにお問い合わせください。

まとめ

最後にまとめです。

• ・修理工場、カー用品店、ディーラーの3つで修理依頼が可能
• ・交換・修理費用は修理工場が比較的安く、ディーラーが高い傾向がある
• ・費用を抑えたいのであれば、中古パーツを探す
• ・知識があれば、自分で交換して費用を抑えられる
• ・ボンネットの損傷は放っておくと、走行に支障が出る可能性がある
• ・ボンネットを交換しただけでは、修復歴はつかない

ボンネットは車の重要部分を守る大切なパーツです。

もし損傷してしまったら、放置せずに一度専門家に相談しましょう。