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ファンベルトの交換時期・交換費用・交換しないリスク・交換場所について解説!

ファンベルトの交換時期・交換費用・交換しないリスク・交換場所について解説!

「ファンベルトはいつ交換したらいいの?」

「本当に交換しないといけないの?」

上記のような疑問をお持ちではありませんか?

ファンベルトは車を動かす上で重要な役割を果たす部品。劣化したら交換する必要がありますが、とはいえいつ交換すればいいのか迷ってしまいますよね。

ファンベルトは、以下の時期を目安に交換するのがおすすめです。

・36ヶ月経つか走行距離が6万kmに達したら

・ファンベルトに傷がついたら

・ファンベルトから聞き慣れない音がしたら

ファンベルトが劣化すると、オーバーヒートやバッテリー上がりといった症状につながる可能性も。必ず適切な時期に交換を行いましょう。

当記事ではファンベルトの概要や交換時期、交換費用、交換しないことで起こりうるリスクなどについて解説。

記事を読むことでファンベルトの適切な交換が行えるようになり、安全なドライブを続けていけるようになるでしょう。

ファンベルトの交換時期を判断する3つの目安

切れてしまうと、事故を引き起こす可能性もあるファンベルト。では一体、どのくらいの時期に交換するのが適切なのでしょうか。

交換時期の目安となるのは、主に以下の3点です。

  1. 1.36ヶ月経つか走行距離が6万kmに達したら
  2. 2.ファンベルトに傷がついたら
  3. 3.ファンベルトから聞き慣れない音がしたら

安全に走行し続けられるよう、上記の条件に達していないか定期的にチェックしてみてください。

1.36ヶ月経つか走行距離が6万kmに達したら

一般的な交換時期の目安として言われているのが、「前の交換から36ヶ月経ったら」もしくは「走行距離が6万kmに達したら」です。

とはいえ上記の条件を満たしていなくても、交換時期が来ている可能性は十分にあります。

というのも、ファンベルトはゴムでできているベルトであるためです。ゴム製の素材は、エンジンの熱を受けたり、外の気温の変化に影響を受けることによってだんだんと劣化していきます。

「どのくらい車を使っているか」「どのような環境で利用することが多いか」といったことによっても交換時期は変化するため、上記の目安にこだわりすぎず、定期的に点検を実施することが大切です。

2.ファンベルトに傷がついたら

車を点検した際ファンベルトに傷を見つけたら、交換を行うことをおすすめします。ダメージを受けたベルトで走り続けると、走っている途中にベルトが切れて事故を引き起こす可能性もあります。

目で見てわかるすり減りやダメージがあった時だけでなく、ベルトの張り具合についても確認しましょう。ゴム製である都合上、劣化でベルトが伸びきってしまっている可能性があるためです。

とはいえ、上記のような内容を素人の方が目視で判断するのは困難でしょう。したがって、車を整備するのに慣れた業者の方にチェックしてもらうのがベストだといえます。

早い段階でファンベルトの傷に気付けるよう、こまめに業者へ点検を依頼するようにしましょう。

3.ファンベルトから聞き慣れない音がしたら

エンジンを作動させた時に、エンジンルームの中でファンベルトが「キー」「キュルキュル」といったベルト鳴きを発生させたら、交換の合図である可能性があります。

ベルトのゴムが劣化して硬化したり伸び切ったりすると、正しく動作するのが難しくなり、上記のような異音を発生させることがあるのです。

ベルト鳴きはベルトが切れる直前のサインである可能性も。聞こえたらすぐに点検や交換を実施することをおすすめします。

ファンベルトはエンジンの動力を伝える部品

ファンベルトの交換時期についてわかったところで、改めてファンベルトの概要についておさらいしておきましょう。

ファンベルトとは、エンジンの力を車の中に搭載された機器へと伝達する部品のこと。Vベルトと呼ばれることもあります。

エンジンの役割といえば、車を走らせることだけだと思っている方も多いでしょう。

しかし実際は車を走らせるだけでなく、以下のような機器を動かす役割も果たしています。

  • ・エアコンプレッサー(エアコンを動かすための動力源)
  • ・ファン(熱くなったエンジンを冷やすもの)
  • ・オルタネーター(電装品を作動させるための発電機)

エンジンからこうした機器へと動力を伝えるのが、ファンベルトの仕事。ファンベルトがあることによって、ドライバーや乗員は車での移動を安全かつ快適に行えるのです。

ファンベルトの交換費用は1万円程度

ファンベルトは、1万円程度で交換可能です。

かかる費用は、主にファンベルト代・交換費用・調整料金の3つ。具体的な費用は、車の種類によっても異なります。

軽自動車であれば1万0500円程度。

内訳は、以下の通りです。

  • ・ファンベルト代:3,000円程度
  • ・交換費用:5,000円程度
  • ・調整料金:2,500円程度

普通自動車は、1万2,000円程度で交換できます。内訳は以下の通りです。

  • ・ファンベルト代:4,000円程度
  • ・交換費用:5,000円程度
  • ・調整料金:3,000円程度

大型車は1万5,500円程度となります。内訳は以下の通りです。

  • ・ファンベルト代:6,000円程度
  • ・交換費用:6,000円程度
  • ・調整料金:3,500円程度

詳しい料金は、交換を行う場所や車種などによっても変わってきます。より具体的な料金を知りたい方は、業者に見積もりをもらってみるのが良いでしょう。

ファンベルトを交換しない6つのリスク

ベルトの交換には費用も時間もかかるため、先延ばしにしてしまっている方もいるかもしれません。しかし、ファンベルトを交換しないまま走行を続けるのには大きな危険が伴います。

具体的には、以下のようなものが考えられるでしょう。

  1. 1.エンジンが止まってしまう
  2. 2.オーバーヒートにつながる
  3. 3.バッテリー上がりを引き起こす
  4. 4.電気系統が使用できなくなる
  5. 5.エアコンが使えなくなる
  6. 6.パワーステアリングが作動しなくなる

1.エンジンが止まってしまう

ファンベルトが劣化によって切断されると、エンジンが作動しにくくなります。さらに最終的には、突然エンジンが停止してしまうリスクも。

エンジンを動かすためには、バッテリーから電力をもらう必要があります。しかしファンベルトが切断されるとバッテリーが充電されなくなるため、エンジンが正しく始動しなくなってしまいます。

バッテリーに蓄積されていた電力が全てなくなってしまえば、エンジンが停止することになるのです。

エンジンが停止してしまえば、追突事故につながったり、ロードサービスを呼ばねばならなくなったりすることにつながるでしょう。

2.オーバーヒートにつながる

オーバーヒートとは、車のエンジンが過度に熱くなった状態のことです。

ファンベルトは、ウォーターポンプ(エンジンを冷やす冷却水を循環させるパーツ)を動かす上でも役立っている部品。

ファンベルトが切れたことによってウォーターポンプが正しく作動しなくなると、冷却水がうまく回らなくなります。そうなればエンジンを冷やすことができなくなり、オーバーヒートを引き起こす可能性があるのです。

オーバーヒートになればエンジンを始めとしたさまざまな部品が故障することになり、修理に高い費用を要することになります。

場合によっては、重大な事故を引き起こす可能性もあるでしょう。

3.バッテリー上がりを引き起こす

ファンベルトは、オルタネーターにも動力を伝えています。オルタネーターとは、車を走らせて発電することによってバッテリーを充電しているパーツのことです。

ファンベルトが切れたことによってオルタネーターが作動できなくなると、車をいくら走らせてもバッテリーが充電されないことになります。そのまま車を使い続けていれば、いつかは蓄積されたバッテリーが空になり、バッテリー上がりを引き起こすことになるでしょう。

バッテリー上がりの状態になると車が動かせなくなるだけでなく、バッテリーに大きなダメージを与えてしまいます。そうなれば、バッテリーまでプラスで交換する必要が出てくるでしょう。

4.電気系統が使用できなくなる

車内に搭載された設備の中には、オルタネーターで発電した電力によって作動しているものも存在します。先程の通りファンベルトが切れてしまうと、オルタネーターが充電を行えなくなるため、電気系統が使用できなくなります。

使えなくなる可能性の高い設備としては、車内の照明やカーナビなどが挙げられるでしょう。直接大きな事故を引き起こすリスクは少ないものの、運転する上での利便性が低下することは避けられません。

5.エアコンが使えなくなる

冷たい風や温かい風を車内に送り届けるエアコンプレッサーも、ファンベルトによってエンジンの動力を伝達してもらっている部品の一つです。

そのためファンベルトが切れると、エアコンプレッサーが動かなくなってエアコンが使えなくなってしまいます。

そうなれば、真夏や真冬の車内を快適に過ごすのが難しくなってしまうでしょう。

6.パワーステアリングが作動しなくなる

パワーステアリングとは、車を運転する上で操縦をアシストし、軽い力でハンドルを操作できるようにする機能のことです。

ファンベルトが切れると、パワーステアリングが作動できなくなってしまいます。

走行中に突然ハンドルが重くなれば、操作が難しくなって重大な事故を引き起こすリスクも十分にあるでしょう。

ファンベルトを交換できる3つの場所

上記では、ベルトを交換しないことによるリスクについて解説しました。では、ファンベルトはどのような場所で交換を実施すれば良いのでしょうか。

ファンベルトを交換できる主な場所としては、以下があげられます。

  1. 1.ディーラー
  2. 2.整備工場
  3. 3.カーショップ

1.ディーラー

ディーラーのメリットは、信頼性が高いという点。ディーラーはメーカーと契約を結んだ正式な販売店であるため、メーカーの看板を背負い、責任を持って修理を実施してくれます。

修理や交換は、メーカーや車の種類に合った適切な方法で行ってもらえるでしょう。

「怪しいお店に騙された」「修理が手抜きだった」といったことになるリスクはゼロに近いため、安全性を第一に求めるのであればディーラーをおすすめします。

デメリットとしては、費用が高くなりやすい点が挙げられます。

理由は主に2つ。1つ目は、社外パーツを使用できないためです。

ディーラーでパーツの交換を実施する場合、使用するパーツは、原則純正パーツとなります。費用が抑えられた社外品は基本的に使用されないため、合計の請求額も高くなりやすい傾向にあるのです。

もう1つの理由は仲介手数料がかかるため。

ディーラーの場合、ディーラー自体で修理を行うわけではなく、提携している整備工場などに修理を委託する場合があります。そのため整備工場への仲介手数料が修理費用に上乗せされ、合計費用が高くなってしまうことにつながるのです。

2.整備工場

整備工場のメリットは、安く済ませやすい点。

ディーラーとは異なり、社外パーツを利用して交換を実施できるため、合計の費用も安くなりやすい傾向にあるのです。

プロの技術力を持った整備士が修理・交換に臨むため、技術面に関しても大きな不安はないでしょう。

ただし工場によって知識や経験の差は多少生まれるので、できれば口コミなどをチェックしてから訪れるのが良いかもしれません。

デメリットは、平日しか開いていないことも多い点です。

特に多忙なサラリーマンにとって、平日しか営業していないのは致命的なポイントかもしれません。交換を実施できるのが休日のみの方は、お近くの整備工場の営業スケジュールについて事前に確認してみましょう。

3.カーショップ

タイヤ交換を行ったりカー用品を販売したりしているカーショップでも、ファンベルトの交換を実施できるケースがあります。

カーショップの多くは休日も営業を実施しているため、平日に働くサラリーマンの方でも安心。なおお店や車種によっては対応できないケースもあるため、事前に電話などで問い合わせておくと確実です。

整備士が在籍していないカーショップの場合、提携している整備工場に修理や交換を委託しているケースもあります。

外部に委託するタイプのカーショップは、仲介手数料がプラスされるため、費用を余分に取られるリスクも。さらに、その場で交換を実施できる場所に比べると、時間もかかりやすい傾向にあるでしょう。

まとめ

最後に内容をおさらいします。

ファンベルトは、エンジンやファンなどを動作させる上で重要な役割を果たす部品です。故障すると大きな事故を引き起こすリスクもあるため、適切な時期に必ず交換を行いましょう。

カーテンダーでは、プロの整備士がお客様の愛車を大切に修理いたします。使用するパーツは新品のものと中古のものの双方が選択できるため、お客様が優先したいポイントに合わせて選択可能です。ファンベルトが壊れた際は、ぜひお問い合わせください。

カーテンダーでは創業25年以上の経験を活かして、お客様に最適な修理を提案いたします。
電話・フォームからお気軽にお問い合わせください。

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